(90's Punk名盤選) NOFX / White Trash, Two Heebs and a Bean (1992)



Rate: 9.7/10.0
Genre: Melodic/Skate/Punk
For Fans of: The Vandals, Rancid, Lagwagon.
Country: California, US.
Label: Epitaph Records

1. Soul Doubt
2. Stickin In My Eye
3. Bob
4. You’re Bleeding
5. Straight Edge
6. Liza And Louise
7. The Bag
8. Please Play This Song On The Radio
9. Warm
10. I Wanna Be Your Baby
11. Johnny Appleseed
12. She’s Gone
13. Buggley Eyes

Official

Stickin In My Eye


カリフォルニアを代表するパンクバンド、NOFXの代表作の一つ。
このアルバムでパンクという土地に骨を埋めようと誓った人も多いのでは?
パンクの持つ攻撃性や切れ味、理屈抜きで単純に感じてしまう格好良さ、あとハチャメチャ感・・・それらが全て高いレベルで兼ね備えている彼ら。その中でも名盤と名高い今作は、そういった彼らの魅力が洗練される前の抜き身の切れ味を体感できるアルバムだと思うんです。

このStickin' In My Eyeのリフとかどうなってんだよ?!って感じに格好良いですよね。あのベースのイントロのキタキタ感はヤバいし、曲間のギターのハーモニクスとかもキュイーンって感じだし・・・(意味不明)

Bob


このEl Hefe(テレキャスの方のGt.)が加入したことにより、NOFXのサウンドに幅が生まれたと言われています。確かにメタルとかジャズとかの引き出しがあるという彼のリフや曲展開は、間違いなく「NOFXらしさ」と呼ばれる上で欠かせない要素の一つですよね。要所要所で絶妙なコーラスをカマしてくるのも良い。
ハモり方とタイミングはメロディックハードコア界一格好良いバンドだと思います。
それでいてライブでは結構グダグダだったり、歌うパートは適当だったりする時も結構あります。曲や演奏は勿論、そういうムラッ気のある感じや、おふざけ込みで彼らの姿勢(アティチュード)を感じるのが彼らのパンク・ロック・ショーの楽しみかと思います。

Please Play This Song on the Radio


この曲が個人的に一番好きで。初めて聴いたNOFXがこのアルバムからだったんですが、中でも一番衝撃を受けたのがこの曲でした。こんなに格好良いのに何て酷い歌詞なんだ!と中学生ながら思いました。「この曲を書いた。コーラスがウーとかアーとか入ってて良い感じだから、是非ラジオでかけてくれ」とお願いするだけの曲。終いには「言葉出てこない・・・でも大丈夫、次はサビの繰り返しだから」みたいな事言うし、最終的には汚い言葉連発して、最後のサビが「この曲はラジオで流せねえな」とか言い出す始末。
当時J-Popからパンクに入りだした辺りだったし、色々衝撃的でした。パンクってスゲー!みたいな(笑)いや今でも思っていますが。

他にもNOFXらしい変幻自在のリズムのリフで畳み掛ける"Soul Doubt"や、Minor Threatの"Straight Edge"をルイ・アームストロングっぽく歌うジャズアレンジカバーしちゃったり、疾走感溢れるドラムから始まるイントロにワクワクする"The Bag"、カリフォルニアの空気を感じれそうなスカナンバー"Johnny Appleseed"等、NOFXらしいバラエティに富んだアルバムだと思います。

何から聴き始めたらいいか・・・と思ってる方はベストもいいですが、この作品でも良いと思いますよ!でもやっぱりベストは間違いない気がしますけど・・・(笑)あの選曲は本当素晴らしいと思います。あの曲が入ってればっていう気持ちはありますけど、何故これが入ってるの?っていう曲はないですからね。



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