Protest The Hero / Scurrilous (2011)














Genre: Progressive/Metalcore/Chaotic
For Fans of: The Mars Volta, Between the Buried and Me, I, Omega. 
Country: Ontario, Canada
Label: Vagrant Records

1. C'est La Vie
2. Hair-Trigger
3. Tandem
4. Moonlight
5. Tapestry
6. Dunsel
7. The Reign Of Unending Terror
8. Termites
9. Tongue-Splitter
10. Sex Tapes

Myspace

C'est La Vie


今や「Protest The Heroのような・・・」と評されるようなフォロワーも登場してくる程の人気バンドとなった、カナダの変態プログレッシブメタルコアバンド、Protest The Heroの3rdアルバムをれぶー。

結論から言うと、素晴らしいアルバムです。ただ3枚の中の一番かと言われると・・・ん~って感じです。何を見るかによって評価は変わると思うんですよね。

個々人の技術や、バンドとしてのまとまり、曲の整合性なんかはまず間違い無く過去最高だと思います。無駄な展開とかも無く、ちゃんと意味があってそういう展開にしてるんだな・・・と聴けますし、CDもあっという間に聞き終わりました。

ただ個人的に、フックの聴いた曲、あるいはメロディ・フレーズは無かったかなぁと思います。僕は1stアルバムが一番好きなんですが、何故1stかというと・・・無駄がむちゃくちゃ多いんです。やりたい事、格好いいと思うフレーズを全部詰め込んで、めちゃ「?!」みたいな展開とかフレーズがあって、「今の必要か?!」みたいな所が結構あるんですけど、そのしっくり来ない所で溜めた分、自分の大好きなパートに来た時のカタルシスが半端じゃないんです。微妙な所と、良い所の差が生み出す「フック」って言うんですかね。そういうのが1stの彼らの魅力だと思うんです。


Temites


なので先程も言った通り、何処を見るかでこの作品の評価は変わってきます。プログレッシブメタルバンドとしては前作から着実に力をつけてきています。「ここの展開は痺れる!」とか「何だこのテクニカルなフレーズは!」とかって言う評価は多いと思います。

尖りまくっていてエモーショナルだったあの頃の彼らが好きな人にとっては、ちょっと物足りないかなぁ~というか大人になってしまったなぁ~って評価が多いんじゃないでしょうか。まあ大人しくなる所か、より変態的に、よりテクニカルになってますけどね。そういったカオティックな展開やフレーズに説得力が出てきたから、すんなり聞けてしまってしまうんですけどね。単純に曲作りが上手くなったんだと思います。

しばらく聞き込みたいなと思える作品であることは間違いないですね。やっぱこういうジャンルは展開を全て体に覚え込ませてからが更に楽しいですよね。


She Who Mars The Skin Of Gods


関係ないですけど1stで一番好きな曲です。個人的に3:05以降の疾走展開の為にそれまでの3分が「溜め」であると思える程、そのフレーズが来るとテンションが上がります。





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