Raein / Ah, As If.. (2011)



Rate: 9.0/10.0
Genre: Chaotic/Experimental/Hardcore
For Fans of: Daitro, Funeral Diner, Orchild.
Country: Cesena, Italy. 
Label: ape must not kill ape/sons of vesta/red cars go faster/react with protest/oto/dance tonight/bullwhyp/pure pain sugar/init/life of hate/crucificados pelo sistema/release the bats
1. Faithless
2. New Day Scenario
3. Blue Lines
4. This Life my Cage
5. On Air
6. Armando 10 Bota
7. Part I (The Harsh Words As The Sun '04)
8. Part II (The Harsh Words As The Sun '04)
9. Endless Tourlife
10: Remix 1
11: Remix 2

M1-3: Raein/Daïtro Split 10" (2004)
M4-5: Raein/Funeral Diner Split 7" (2004)
M6: "The Emo Armageddon" Compilation (2004)
M7-8: The Harsh Words As The Sun (2004)
M9: Raein/Phoenix Bodies Split 7" (2004)


イタリアの、いや世界中の激情系ハードコアのカリスマ!Raeinのレアトラック集とも言える作品をれぶー!
今までのスプリット盤やコンピレーションに参加した曲を集めてCDにしたものらしいです。この人らの音源って枚数も少ないし、媒体がカセットだったりすることが多いんですよね。だから今作のようにCDで纏めてくれると嬉しいですね!あ、ちなみに僕は持ってないですけどね!!Youtubeとかにあがってる音源やLive音源でしか聞いたことない曲ばっかりですが・・・マジで格好いいです。



主に2004年の音源集という事で、2003年の代表作"Il N'y A Pas De Orchestre"のカオティックに駆け抜ける彼らの激情っぷりから、2008年の復活作"Ogni Nuovo Inizio"のアンビエントで洗練されたポストロック的サウンドの過渡期にあたるサウンドを集めたコンピレーションになりました。

そういう意味では"Ogni~"で少々切れ味が足りない・・・と思った人にも、"Il N'y~"が雑すぎると思った人にも楽しめる作品になりましたね。まぁRaein好きで上述のような人は少ないと思いますが。高過ぎる期待値に対し、ただでさえ発表音源の少ない彼ら、需要と供給のバランスがおかしなことになってるわけで・・・(笑) 出た作品は死ぬ程聴き込むので、物足りないな・・・って感じることもあんまりないと思うんですよね。



静と動の切り替えが凄い・・・と言うより、その振り幅の塩梅が凄い。時には大きく、時には小さいその強弱が、彼らのカオティックな展開をより魅力的なものにしていってるんですよね。エモーショナルなギターもテクニカルなドラムも凄いですが、やはり彼らのその轟音を激情系ハードコアの頂点にたらしめたのはその展開力とアレンジなんじゃないかなぁと感じました。

後はやっぱりヴォーカルですよね。鬼気迫るエモーショナルなシャウトがパーカッシブにバシバシ決まると、カオティックな展開と相まって無茶苦茶気持ちいいですね。自分の感情と曲の展開が合わさった瞬間のカタルシスがやばいです。

何にせよ、本当に日本盤・・・いやそれよりも輸入盤でもいいから日本に流通して欲しいですね。
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