今回の特集は、ディズニークラシックに於いて欠かせない存在である「ウォルフガング・ライザーマン」が生み出したディズニー作品を特集します。
何で彼を特集したっていうとですね・・・オススメのディズニー作品を探してたら、丁度オススメしようと思ってた作品2つ(王様の剣とロビンフッド)が、同じ監督だったので、ついでに全部特集して紹介してしまおうと思ったわけでして・・・。
※今回はアニメソングって言うよりはアニメの紹介って感じです。今後もオススメアニメ作品の紹介とかやるかもしれません。
彼が主に監督として携わった作品は
17. 101匹わんちゃん (1961)
18. 王様の剣 (1963)
19. ジャングル・ブック (1967)
20. おしゃれキャット (1970)
21. ロビン・フッド (1973)
22. くまのプーさん 完全保存版 (1977)
の6作品。そしてアニメーターとして関わった作品は数えきれません。詳しくはwikiとか見て下さい。こちら
初期の作品(白雪姫~わんわん物語)と、彼の作品(101匹わんちゃん~くまのプーたろう)、そしてその後の作品(ビアンカの大冒険~リトル・マーメイド)と、CG処理がされ始めたそれ以降の作品と分けることも出来るくらい、彼の作品・作画・演出・音楽が素晴らしい出来なのです。彼のデフォルメされたキャラクターのコロコロ変わる表情は観ていて飽きません!
では各作品の紹介と共に曲をオススメソングをレビューしてきます。
①101匹ワンちゃん
<あらすじ>
ロンドンに住む、冴えない音楽家のロジャーと妻アニタが飼っている2匹のダルメシアンが15匹の子犬を産みました。しかしその子犬15匹が、アニタの友人クルエラが毛皮作るために誘拐されてしまいます。街中の犬たちが協力して子犬たちを探し出します。そして遂に見つけた屋敷には99匹のダルメシアンが・・・
Cruella De Vil
"Cruella De Vil"が一番素晴らしいですね。この作品の音楽担当であるジョージ・ブランズは101匹わんちゃん 、王様の剣、ジャングル・ブック、おしゃれキャット、ロビン・フッドで、ウォルフガングと共にディズニークラシックを音楽から支えた人物です。
ジャズやフォーク等にも精通していて、オーケストラサウンドにしても洒落ていて親しみやすいサウンドで作品を楽しませてくれます。
このデフォルメされたキャラクター達の表情が素晴らしい。以前のディズニー作品に比べより漫画的な作画が特徴ですね。そして書き込みが凄いです。
後は彼の作画の動物たちは、以前の作品よりも人間的な表情しています。そういったモノの理由として、目の書き方は人間も動物も一緒なんですよね。なので人間も動物も同じような表情が作れるんです。ここらへんはアニメならではですよね。
3:36秒のアニタの睨んだ顔がたまらなく好きです。
家族皆で見てほしい作品。心が温まります。
②王様の剣
<あらすじ>
ヘクター卿の城で働く少年ワート(アーサー王)。ある日、ヘクター卿の息子ケイと狩りに出かけ矢をなくしてしまい、探しに一人で森の中に入る。そこで魔法使いマーリンと出会う…
アーサー王の伝説を下地にしたファンタジーアニメになっております。魔女マダムミムは僕のトラウマですね。むちゃくちゃ怖かったイメージがあります。目がイカレてる感じとか、常にハイテンションな動きとか、声優の方の演技とかが凄いんですよね。
Madam Mim
ちなみにこの小鳥は主人公のワートです。後余談ですが、他の作品のDVDジャケは許せますが、この王様の剣のDVDジャケだけは気に入りません。やっぱりVHS版のこの図の方が良いですね。
ハラハラドキドキ、ワクワクしたい人にオススメ!男の子には是非見てほしい作品。
③ジャングルブック
<あらすじ>
オオカミに育てられた少年モーグリが森の中の動物たちと触れ合いながら成長していきます。そしてモーグリの為を思い動物たちが人間の村に帰すことにします・・・そして・・・
The Monkey Song
陽気でゆったりしたサウンドは、サーフミュージック好きにはたまらないっす。人間になりたいオランウータンの歌です。オランウータンが人間になりたくて、火の使い方をモーグリに教わろうと捕まえます。それから助けようとするクマさんとクロヒョウさんの図(笑)
ちなみにこの後ろ向きケツ振りダンスはヴォルフガング・ディズニーの動きで一番好きかもしれません。動物を踊らせたらピカイチです。
Bare Necessities
のんびり休日を過ごしたい方にオススメ!
④おしゃれキャット
<あらすじ>
フランスのパリにダッチェスという美しい猫が3匹の仔猫たちと暮らしていました。飼い主は、金持ちの老婦人。老婦人は財産を猫たちに遺そうと弁護士を呼んで遺言状を作成します。その遺言を盗み聞きしたのが、長年仕えていた執事エドガー。猫たちが死んだ時には自分に遺産が入る事を知ると、エドガーは遺産目当てに、猫たちを睡眠薬入りミルクを飲ませて眠らせ、パリの郊外に捨ててきてしまいました。
目を覚ましたダッチェスたちの前に現れたのが、野良猫オマリー。ダッチェスの美しさと気品に惹かれたオマリーは、いっしょにパリを目指す。
Everybody wants to be a Cat
渋くてセクシーなジャズがたまらないっすね。ここでも後ろ向きケツ振りダンスが見られます。白猫のダッチェスの上品な仕草も半端ないですね。後半の激しい曲展開も格好良いです。このメインで歌っているネコさんの声は黒人の方があてています。だからこそのこの粘りと太さが違いますね。腰にグッと来ます。
Scales and Arpeggios
作品自体も女の子を中心に大人気の作品ですが、実際に見たことある人が意外と少ないんですよね。キャラだけがひとり歩きしてるっていうか・・・(笑)
猫に癒されて、ほのぼのしたい方にオススメ!
⑤ロビンフッド
<あらすじ>
舞台は動物の世界のイングランド。そこのシャーウッドの森にロビン・フッドは義賊として住んでいました。貴族からお金を巻き上げて貧しい人たちに分け与えたりして、周囲の人々から慕われていました。そんな中、プリンス・ジョンは税金と称してその日暮しの国民たちからお金を取り上げてしまいます。ロビン・フッドは仲間のリトル・ジョンやタック神父たちと力を合わせて、リチャード王を呼び戻そうと団結します。
The Phony King Of England
ここでも後ろ向きケツ振りダンスが見られます。本当に良い動きしますよね。
音楽もイングランドということで、トラディショナルなサウンドが魅力です。
Not in Nottingham
話自体も勧善懲悪の話なのでスッキリ見れます。アクションシーンも多くて、痛快な映画ですので、ぜひ男性に見てもらいたいですね!
⑥くまのプーさん 完全保存
<あらすじ>
プーさんとはちみつ(1966年)、プーさんと大あらし(1968年)、プーさんとティガー(1974年)の3作品をまとめ、つなぎの部分とラストシーンを新たに加えて長編に仕上げた作品です。
・プーさんとはちみつ(1966年)
ある日、プーは朝食としてはちみつを食べようとしますが、壺はどれも空っぽ。プーは木に登って蜂の巣に向かおうとするが失敗。クリストファー・ロビンに風船を借りるがまた失敗。困ったプーはラビットの家ではちみつを沢山ご馳走してもらいます。しかし、食べ過ぎて太ったプーはラビットの家の玄関につっかえてしまい、断食することになってしまいます。
・プーさんと大あらし(1968年)
風の強い日に、プーはゴーファーの提案で「風の強い日おめでとう」を言いに行くことにします。しかし、その風はやがて大あらしへと化し、雨が降ってきて森は大洪水になってしまいます。
・プーさんとティガー(1974年)
新しい仲間のティガーは持ち前の元気で森を明るくしていましたが、ラビットは畑を荒らされて大迷惑。ティガーを大人しくさせるためにプーとピグレットを誘い、ある作戦を立てます。
もうこのあらすじのほのぼの加減が尋常じゃないですね。関係ないですが、僕は眠そうな声がプーさんに似てると言われ何十回も「はぁちみぃつ、いぃっぱぁいたぁべよぉう」と言わせられました。
くまのプ~!Winnie The Pooh~♪ってのが頭から離れない中毒ソングであります。この曲を聞くと、アニメが始まるんだ・・・っ!っていうワクワク感が凄いです。親戚の子供が来たらまず間違い無く一緒に観る作品ですね。僕の方が楽しんでる気がしますが・・・
濃厚なご紹介、ありがとうございます!
返信削除最後のプーさんは確か嫁がDVDを持ってるはずなのに
観てない体たらくぶりなので、
一本ずつ消化していきたいと思います。
おしゃれキャットは確かにマリーちゃんがあんだけ人気あるのに
お話に関しては一切知らないですね〜。
>canagonさん
返信削除興味ない人であれば引くぐらい気持ち悪いテンションになってしまうんですよね、事ディズニーに関しては・・・(*´Д`*)>
今年のプーさんの映画を見るのであれば、事前に見て今と昔の違いを楽しむのも一つですね!オススメです!