Alex Goot / Songs I Wish I Wrote, Vol. 2 (2011)



一言レビュー「相変わらずの流行に敏感でナイスな選曲のカヴァー集第2弾」

Genre: Pop/Emo/Rock
For Fans of: The Rocket Summer, NeverShoutNever, Boyce Avenue.
Country: New York, US.
Label: mudhutdigital.com

1. The Lazy Song (Bruno Mars)
2. Born This Way (Lady Gaga)
3. Hold It Against Me (Britney Spears)
4. 2012 (Jay Sean)
5. Grenade (Bruno Mars)
6. E.T. (Katy Perry)
7. Please Don't Go (Mike Posner)
8. Breakeven (Falling to Pieces) (The Script)
9. Teenage Dream (Katy Perry)
10. Wonderwall (Oasis)

Myspace

The Lazy Song 


Bruno MarsやKaty Perry、Lady Gagaなんかは彼のフィーリングに合うのか、前作に引き続いてカヴァーの対象になってます。個人的に嬉しいのがThe ScriptのBreakevenが収録されていることです。後、Katy PerryのTeenage Dream。この2曲はかなり好きなので嬉しいですね。

アレンジはいたって普通ですし、歌がむちゃくちゃうまいわけじゃない。かと言って声に物凄い特徴があるかっていえば・・・少し癖がある程度。なのに何故彼の楽曲を聞いてしまうのか・・・ぶっちゃけ僕の場合・・・選曲です!(キリッ

いえ、冗談ではなく選曲なんですよね、彼の一番の魅力は。確かにマルチプレーヤーとして凄いとは思いますが、プロレベルで見れば彼くらいの実力者はたくさんいるのでしょう。やはりこのネットが普及した現代に於いて、検索をかけてヒットするアーティストの数も膨大に増えました。その中で引っかかる、あるいは目に付くキッカケは、自分の「好きな曲」・・・あるいは「流行のあの曲」だったりするんですよね。

後は・・・もう一つは基本的にアコースティックサウンドってことでしょうか。皆アコースティックバージョン大好きですからね。自分を出しすぎないシンプルなアレンジこそが彼の持ち味なのかも。

彼には聞き手が自分に何を求められてるか知ってる自己分析力が高い感じがします。そういう力・センスがこの再生数を生み出しているのだと思います。(ほぼ全て100万再生以上、しかも数カ月で)そして今作も「ほれほれ!お前らこの曲のアコースティックバージョンがいいんじゃろ?!」と言わんばかりの選曲です。

Teenage Dream 


「あれ?声も魅力的じゃね?」ってなってきた人は、もう完全彼のファンです。
「あれ?眼鏡がちょっとデカすぎじゃね?」ってなった人は、普通の感覚の人です。
「あれ?眉毛八の字描きすぎでエモくね?」ってなった人はもう訳分かんないです。

冗談はさておき、あのTシャツは自前なのだろうか。ゾウも同じ眼鏡かけてる(笑)

Breakeven 


後動画もPVっぽく綺麗に編集されてるし、音質も良いですし・・・動画の見やすさも魅力ですかね。魅力いっぱいありましたね(笑)いや、まぁでもやっぱり一番は選曲ってことが言いたかったんですよ。

彼の以前のオリジナルは何となくぱっとしない感じがあったんですが、最近のを聴く限りではヒットチャートの影響を良い感じで受けて、メジャー指向の楽曲になってきました。彼の場合良い傾向かもしれませんね。既にYoutubeのSSW界ではBoyce Avenueと共に有名な彼。リアルではどこまで活躍できるか、これからに期待ですね。

Alex Goot's Channel: http://www.youtube.com/user/gootmusic
※ここでこのアルバム収録のカバー全部聞けます。前作のも。
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