洋楽いいとこ取りコンピ 「Bad Religionのマイベストアルバム作ってみた」



各アルバムから1曲だけ・・・という縛りで選曲しました。後期は割とすぐ決まったんですが、前期が物凄く迷いました。何だかんだ言って前期の方が思い入れが強い上に、超名曲揃い。後期も好きな曲はたくさんあるんですが、名曲度で言うと前期の方が素晴らしい曲が多いです。前期は名曲と、そうでない曲の振り幅が凄い気がします。

いや、当然前期の他の曲も良い曲なんですけど・・・何ていうか、僕個人の感想として前期の名曲>後期の名曲>後期の他の曲>前期の他の曲・・・って感じです。後期になれば、何ていうか曲作りに小慣れてきて満遍なく良い曲って感じなんですよね。いや、何も問題ないんですけどね(笑)最近の作品も大好きですよ。

しかし今だ現役バリバリってのが凄いです。USパンクシーンに於いて、ここまで長いこと続けて第一線で活躍しているバンドってそうそう無いですよ。影響力が強いのもわかります。Descendents、Social Distortionと共に現役USパンクレジェンドですね。


Tracklist


How Could Hell Be Any Worse? (1981) / We're Only Gonna Die
Into the Unknown (1983) / Losing Generation
Suffer (1988) / Delirium of Disorder
No Control (1989) / I Want to Conquer the World
Against the Grain (1990) / Modern Man
Generator (1992) / Generator
Recipe for Hate (1993) / American Jesus
Stranger Than Fiction (1994) / Stranger Than Fiction
The Gray Race (1996) / Punk Rock Song
No Substance (1998) / Hear It
The New America (2000) / The Fast Life
The Process of Belief (2002) / Supersonic
The Empire Strikes First (2004) / Sinister Rouge
New Maps of Hell (2007) / Requiem for Dissent
The Dissent of Man (2010) / Wrong Way Kids

We're Only Gonna Die


Hardcore/Punk色の強い楽曲。声も若い!現在のBad Religionを期待して聴くと「?!」ってなります。でも当時のパンクロックファンからは評価高かったとか。

Losing Generation


自他共に認めるBad Religionの失敗作。今までキャリア作を全て聴き終えてから聴くと悪くない気がします。メジャー以降のロック色の強いグレッグの曲を聴くと、こういう70's~80'sなハードロックサウンドもやりたかったのかなぁって気もします。ただ本人たちはこのアルバムはダメダメだと言ってるみたい(笑)

Delirium of Disorder


Sufferは迷いました。Do What You WantとかYou Are (The Government)とか良い曲てんこ盛り。まさにメロディックハードコアなサウンドが満載。このアルバムが無きゃ何も始まらなかったんじゃないでしょうか。

I Want To Conquer The World


一番最初にBad Religionに触れた曲。ベスト「All Ages」の1曲目に収録されてたんですよね。冗談抜きで「衝撃」としか言いようがなかったです。正しく僕の音楽感を変えた1曲。
No ControlはChange of IdeasやHenchman、No ControlやAutomatic Man、Youなど名曲揃い過ぎて迷いまくりました。Bad Religionで一番好きなアルバムです。

Modern Man


この曲もそうですし上のI Want To~もそうですけど、イントロのギターソロからの疾走展開が本当に格好良い。
Against The Grainも名曲揃い。AnesthesiaやFlat Earth Society、Faith AloneやAgainst The Grain、Walk Awayなど名曲。21st Century (Digital Boy)もありましたね。

Generator


曲中のブレイクも素晴らしいですけど、ベースもまた良いんですよね。名曲!!
GeneratorはNo Direction, Heaven Is Falling、Atomic GardenやThe Answerなどが好きです。

American Jesus


問答無用の大名曲。Bad Religion一有名な曲かと思います。歌詞も凄く「らしい」歌詞で唸ってしまいます。現代を生きる日本人の感性として、ここまで反体制になれないというか・・・。そういう意味で憧れます。
Recipe For HateはKeroseneやMan With a Mission、All Good Soldiersが好きです。

Stranger Than Fiction


コード進行がやたらとポップになってますね。前作あたりからその傾向が見えましたけど。
Stranger Than FictionはIncompleteやBetter Off Dead、Infectedとか好きです。このアルバムからメジャーへ。

Punk Rock Song


今作からバンドの核であるブレットが脱退。上記で述べたある種の振り幅は、ブレットによるものが大きかった気がします。ブレットの楽曲って、超名曲か、微妙な曲って気がするんですよね(笑)
そのブレットが抜けたおかげか、ヴォーカルのグレッグのソングライティング能力に磨きがかかっていくように思えます。そういった意味で割とファンから評価の低いメジャー時代は、バンドのステップアップの為の「溜め」の時期かと思います。そうしてブレット復帰した「The Process of Belief」への爆発力へと繋がっていくと思うんです。

この曲はグレッグ一人でもこんなに素晴らしい曲を書けるんだぜ!って僕らに示してくれた名曲。
The Gray RaceはA WalkやTen in 2010、後はEmpty Causes、Come Join Unとか好きです。

Hear It


この曲のギターソロの直前のグレッグの「Let's Go」が格好良すぎて何回も聴いています。後グレッグのマイクを持ってない方の動かし方が本当格好良い。
No SubstanceはNo Substance、Raise Your Voice!、The Hippy Killers、In So Many Waysとか結構好きです。

The Fast Life


この曲はUS盤以外のInternational盤にしか収録されてないらしいです。このアルバムで一番Bad Religionらしい曲。他はあんまり・・・て感じでした。
敢えて言うならYou've Got a Chance、New America、Don't Sell Me Shortが結構好き。

Supersonic


Epitaph復帰作、ブレット復帰作、そしてBad Religion節炸裂!パンクバンドに於いてここまで僕らの心をRock(揺らして) 'N' Roll(転がす事が)出来るバンドもそうはいません。アルバムのライナーノーツで素晴らしい表現がありました。「ローラーコースターのようなサウンド」。この興奮と疾走感は正しくその表現がピッタリ。
Prove It、Can't Stop It、Destined For Nothing、Kyoto Now!、The Defensが大好き。

Sinister Rouge


僕が彼らのファンになってから初めての新譜。シンフォニックなコーラスに、ヘヴィなサウンドにダークなメロディとメタルっぽい感じになってますね。こういう引き出しは元々ありましたからね。すんなり移行出来てますよね。個人的には若干クドいけれど好きなアルバム。
他にはSocial Suicide、Los Angeles Is Burning、Let Them Eat World、God's Love、Live Again (The Fall of Man)が好きです。

Requiem for Dissent


まさかこのジャケのTシャツがユニクロで売るとは思いませんでした。即効で買いましたよ。あんなにすぐ売り切れるのであれば、全色買っとけば良かった・・・白しか買いませんでした・・・ガックシ。
この曲は「れっ!くい!えむ!」というシンガロングが凄い好き。
Heroes & Martyrs、Germs of Perfection、New Dark Ages、Grains Of Wrath、Murderが好きです。

Wrong Way Kids


個人的には今作こそ後期(メジャー移籍後)Bad Religionの名盤かなぁと思います。メジャー移籍前の作風・テンションに近く、サウンド・コーラスの厚みは後期のクオリティ。バンドキャリア30周年に相応しい集大成的アルバムだと思います。この曲のイントロなんてI Want To Conquer The World、Modern Manを彷彿とさせます。超悶絶ですよ!
もう前作を聞いた時点で解散してもいい頃合なのかな・・・って思ってたらこんなアルバム出しちゃうんだから・・・次も期待するしかないじゃない!!
次出したらベスト盤が出るのかな。Epitaph時代のベストだったら・・・二枚組くらいないと暴動が起きそうだな。ってかAll Agesを超えるベストは中々難しそう・・・。

他にはOnly Rain、The Resist Stance、Pride & the Pallor、Meeting of the Mindsが大好き。

<まとめ>

この記事を書いていて思ったのが、全部好きってわけではないんですが、大体のアルバムを愛せますね。やっぱ本当にこのバンドが僕は好きなんだって改めて実感しました。まる。
そして選曲がかなり王道な感じになってしまい、"All Ages"や"Punk Rock Song"と被りまくっているという・・・何とも企画した意味あるのかな的な感じになってしまいました。まる。


洋楽いいとこ取りコンピバックナンバーはこちら




2 件のコメント:
  1. hoshikick22 6月, 2011

    本格的にメロディックパンクが好きになったのはBad ReligionのAll Agesを聴いてからなんですけど僕も初っぱなのI Want To Conquer The Worldの衝撃は半端じゃありませんでした!もう狂ったように聴いてましたね

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  2. >>hoshikickさん
    コメントありがとうございます。
    本当ですか!うわぁ~キッカケが同じって何か嬉しいです。
    あれ好きになるとやっぱり哀愁感溢れるメロディックには眼がなくなっちゃいますよね!

    返信削除

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