Rate: 8.2/10.0
Genre: Powerpop/Rock/Pop
For Fans of: All Time Low, Mayday Parade, We The Kings.
Country: Michigan, US.
Label: Fearless Records/Kick Rock Invasion
1. Tie Me Down
2. Whatever Happened To You
3. There Tonight
4. Fall Apart
5. Just Getting Started
6. Only Place I Call Home
7. Someday, Somehow
8. Hit Me Where It Hurts The Most
9. I Can’t Not Not Love You
10. Watch The World
11. Well Have Fun *Bonus Track
12. I Can Never Tell You No *Bonus Track
Myspace
Whatever Happened To You
ミシガンの人気ポップパンクバンドEvery Avenueの3rdアルバムをれぶー。
まず一通り聴き終わって・・・成程!って感じです。こういう引き出しを持っていたんですね・・・つまりPowerpopバンド、あるいはPop Punkバンドとしての彼らとは違った一面を見せてくれたアルバムなわけです。ただ彼らの凄い、というか流石だと思わせるところは、一切それでいてブレてはいないんですよね。
そらスタイルやアプローチが変わったので、「そういうメロディもあるんだ!」という新しい発見もあります。でも根本的にメロディを最重要項目に於いてるというスタイルは一切変わっていないので、そういう意味では一切変わってないですね。彼らに求める最も大きなモノにやはりグッドメロディ・グッドサウンドがあると思うんです。そこを置き去りにした場合、「彼らは変わった」「昔の方が良かった」っていう評価が出ると思うんですよね。
なので今作のシフトチェンジは大成功と言えるんじゃないでしょうか?
No One But You
まぁ肝心のどう変わったかって言うと、ポップパンクな感じから更に、より普遍的なサウンド・・・USロックバンド(それもポップ・ロックではない)への道を歩き始めた感じがするんですよね。ギター一つの音をとっても以前よりややノイジーな感じもします。リズム隊に関しても、前作まではメロディを支える裏方だった感じなんですが、よりタイトになり、音が前に出てきてる気がします。
なのでサウンドに緊張感が出てきてるんです。なのでシリアスな曲も、「泣きメロ」的な感じでしか表現してこなかった彼らが、「クールでロックな曲」としてしっかりとモノに出来てるんです。
やはりそこら辺の締めるとこは締める、ポップなところはポップ、というメリハリがこのアルバムに良い影響を与えてると思うんですよね。ストリングス等を使ったスケール感のあるバラードも味が出てますし。
元々素晴らしかったメロディに、こういうロックサウンドが可能になったバンド隊が合わさる事によって、かなりチャート向きなバンドになりました。チャート向き・・・と言うと嫌な感じに取ってしまう方が多いんですが・・・上で勝負出来るバンドになったという感じで取ってもらえると。USモダンロックのようなサウンドになったことによって、若い世代だけではなく、広く愛されるアルバムになったのではないでしょうか。The FrayやOne Republicのような美メロソングもありますし、有線・ラジオでも人気出るかも。M4"Fall Apart"なんてDaughtryのような力強いロックバラードな感じもしますし。
Fall Apart
そういう新しい彼らのサウンドの魅力にこれでもかと翻弄(もちろん良い意味で)された後に、M10"Watch The World"のいつも変わらないあのパワーポップサウンドを聴くと、やられた!と同時にやっぱり彼らの根っこは変わらないな・・・と思い、ニヤリとしてしまいます。
この夏に・・・とは言わずにオールシーズン楽しめる、期待のモダンロックアルバムが完成!オススメです!
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