Rate: 9.6/10.0
Genre: Alternative/Rock/Garage
For Fans of: The Replacements, Gin Blossoms, Soul Asylum.
Country: NY, US.
Label: Warner
1. Fallin' Down
2. Lucky Star
3. Cuz You're Gone
4. Don't Worry
5. Girl Right Next To Me
6. Domino
7. We Are The Normal
8. String Of Lies
9. Another Second Time Around
10. Stop The World
11. Already There
12. On The Lie
13. Close Your Eyes
14. So Far Away
Myspace
Cuz You're Gone (Live in Chicago '93)
この時期のGoo Goo Dollsはサウンドも今と比べると粗雑な印象。しかし、モダンロックっぽい洗練された感じもなく、パンキッシュ・ガレージロックでかき鳴らすサウンドは何処か青臭く、甘酸っぱさすらあります。だからなのか10代の時、コレを聞いて凄く胸に響いたんですよね。ある意味パンクよりも強く。
今はアメリカを代表するビッグなロックバンドとなっている彼ら。その分どっしりと構えた作品や安定感のあるスケールの大きいロックサウンドを鳴らしています。勿論それも素晴らしく魅力的ですが、この頃の彼ら・・・ロックスターを目指し、夢を掴みとってやるというギラつきが感じられる姿勢・・・でしか鳴らせない粗雑で青臭いロックがもう聞けないと思うと少々残念かなぁ・・・なんて(笑)
まぁただ最近のアルバムも無茶苦茶好きなの全く問題ないんですけどね。というか嫌いなアルバム無いです。
そんな僕のフェイバリットバンド、NYのロックバンドGoo Goo Dollsの割と荒ぶっていた4thアルバムをれぶー。
Lucky Star
何でライブ動画ばっかりかというと、YoutubeはWarnerの版権に凄く厳しくて、CD音源なんかはすぐ削除されるんですよね。というわけで当時の映像を・・・。
この時期はCDで音を重ねていたとしても3人でしっかり演奏してるんですよね。ジョン(vo/gt)が結構頑張ってます。相変わらず走るし、ギターも上手くないけれどがむしゃらに演奏してる感じは好感が持てます・・・というか熱いです。ちなみに今もギターは下手です。歌は更に高い声が出なくなってアレになりました・・・でもソングライティングは相変わらず素晴らしい。ギターソロ自体も素晴らしい音選びで、鳥肌なフレーズを良く作りますが・・・自分ではちゃんと弾けません。そういう所が何か良いですよね。
On The Lie
基本的にジョンとロビー(ba/vo)の二人がそれぞれ曲を作り、作った人がその曲を歌うっていうスタイルです。ジョンはThe Replacementsの後期、つまりPaul Westerbergに影響を受けたようなUSトラッド×オルタナロックサウンドの曲を書き、ロビーはThe Replacements前期(Bob Stinsonが中心だった時期)のパンキッシュなサウンドの曲を書きます。
1st、2ndはロビーが中心のパンキッシュなアルバムだったんですが、徐々にジョンの曲が増え、今作では大体がジョンの曲となっています。ジョンの方がメジャーに向いてる曲を書くので、ジョンの曲が増えてくのと合わせて、人気も上がってきてる印象が・・・(笑)
でもちゃんとロビーの曲も人気があって、ライブだと凄く盛り上がります。新作とその前の作品なんかロビーの曲が少なすぎて、非難されてるくらいですから。2曲って少なすぎですよ(笑)でもその2曲が素晴らしいというロビーのスナイパーぶり。流石。
余談ですけど、彼らってCBGBとかでもライブしてるんですよね。DRIとかDag Nasty、SNFU、 ALL、 Gang Green、Doughboysとかのオープニングアクトとかもやってたり、最初はパンクシーンから飛び出したバンドなんです。
We Are The Normal
ジョンが尊敬するThe Replacementsのポール・ウェスターバーグと共作した曲。確かにコードがジョンらしくなくて、ちょっとThe Replacementsって感じ。後期の作品で更に増えますけど、変則チューニング好きですよね、ジョンは。パワーコード押さえつつ、1~2弦は開放して引くって感じ。(例:6E、5A、4D、3G、2D、1G…パワーコードでE5→D5→C5→G5的な?)
あんま歌いながらギター弾くのが得意じゃないっていうか、割とパフォーマンスに集中するとギターがかなり疎かになるので、それを避けるためにこういう変則チューニングにしたんだと思います。このチューニングだと、かなり簡単に弾けるんですよね。それでいてジョンの出したい音のニュアンスが出せるっていう。
その代わりチューニングが面倒くさいので、最近のライブだと1曲ごとにギターを取っ換え引っ換えしてます(笑)
Stop The World
最近のライブではもうやらなくなってしまった、隠れた名曲。ベスト等の編集盤とかにも入ってないんですよね。ギターフレーズがGoo Goo Dolls屈指の名フレーズの応酬な気がするんですよね。ロビーとの掛け合いも気持ち良いサビ→ジョンのギターソロ→ブレイク→アウトロの流れが素晴らし過ぎます。イントロのギターもヤバ過ぎます。ジョンはギターのメロディを作るセンスも半端じゃない気がします。
このアルバム以降は徐々にオルタナティブな面が出てきて、最終的にモダンロック的なスケール感のあるロックサウンドへと移行していきます。
そういう変化も分かるようにアルバム全部レビューしていきたいですね。The ReplacementsやGoo Goo Dolls、後AllとDescendentsは全部レビューしていきたいですね。
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