(激PUSH盤) Transit / Listen & Forgive (2011)



一言レビュー「進化、深化、真価」

Genre: Indie Emo/Post Hardcore/Punk
For Fans of: Polar Bear Club, Make Do And Mend, Hostage Calm.
Country: Massachusetts, US.
Label: Rise Records

1. You Can't Miss It (It's Everywhere)
2. Long Lost Friends
3. Listen and Forgive
4. All Your Heart
5. Asleep At The Wheel
6. Cutting Corners
7. Skipping Stone
8. I Think I know You
9. Don't Make A Sound
10. 1978
11. Over Your Head
12. The Answer Comes In Time

Myspace

Long Lost Friends


マサチューセッツはボストンの・・・なんて言えば良いんでしょうね?エモーショナルパンクバンド?Transitの3rdアルバムをれぶー。まさかのRise Recordsからのリリース。
元々エモーショナルなメロディックパンク・ハードコアをプレイするバンドでしたが、徐々にその叙情性は強まり、今作で完全に自分たちの理想のスタイルを見出したように思えます。

All Your Heart (Feat. Patrick Stump)


リフ・フレーズ一つとっても手抜きなしの繊細さと叙情性を併せ持っています。そしてアコースティックEPや、動画として上がっているアコースティックカバーソングから、フォーク等のルーツ・ミュージック傾倒を感じさせていましたが、そういう部分も上手く彼らの中で消化出来ているな~と思えるくらい、メロディラインに哀愁感が出せています。盟友のMan Overboardと同様、良い成長をしているなぁとつくづく思います。

そして更に彼らの場合、独特の空気感を作ることに成功しているので、「エモい」と一言で片付けられない魅力と凄みがある気がします。上記のフォークの他にも、ポスト・ハードコアバンドのようなスペーシーなサウンドを意識した音作りや、インディー・カレッジ的な風格・スタイル、ポストロック的な美しいギターフレーズ。バンドとして一つ階段を上に登ったと言うよりは、別の場所にいるようなそんな錯覚。彼らは一体誰なんだ?と思いつつ聞いていく内に、彼らの人柄や温かさみたいなのを感じれて、「やはり彼らだった」と自己完結してしまう。上記の様々なジャンルを若い彼らの感性で消化し、昇華した今作は新しいTransitの方向性を感じれると同時に、曲からにじみ出る彼らの人間性、彼らの根っこは変わってないんだなと安心できる作品でもあります。

Cutting Corners


この作品の魅力は何度も言いますが、ギターと空気感です。メロディの良さは以前から知られていましたが、今作はリフ・フレーズのクオリティが段違いです。ポストロック勢に負けず劣らずの美メロフレーズの応酬にドキドキしっぱなしです。敢えて曲毎の詳しい紹介はしません。まずYoutube等で聴いてみて下さい!彼らの世界に触れればたちまち魅了されること間違い無しです。
小難しい事不要に聞けば、必ず心地よさと切なさを同時に感じることが出来るはず!激PUSH!!

Don't Make A Sound





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