Last Day Before Holiday / The Way Out (2011)



一言レビュー「前作より更にタフなサウンドに。相変わらずのイタリアクオリティ」

Genre: Popcore/Pop Punk/Punk
For Fans of: Hit The Lights, Melody Fall, Radio Feelings.
Country: Alessandria, Italy.
Label: Wynona records(EUR) Radtone Records(Jap)


01. Keep This Real
02. By Your Side
03. Stay Young
04. Getting Over You
05. My Town
06. Can't Forget
07. The Way Out
08. Breathing
09. So Sorry
10. First Time
11. Friendships Never Ends

Myspace

My Town


流石Radtoneさんやでえ・・・と言わんばかりにLast Day Before Holidayの2ndも日本でリリースしてくれました。日本にイタリアのポップパンクシーンを広めた素晴らしいレーベルの一つですね。Bullionさんも早くからVanllia SkyやBeerbong(彼らは高速メロディックって感じですけど)のリリースもしていましたしね。そう言えば最近The Anthemというポップパンク・ロックバンドをリリースしましたね。All Time LowとかForever The Sickest Kidsとか好きな人にオススメです。

話はLDBHに戻りますが、前作のエレクトロのテイストが入ったパーティロック/パワーポップ的な部分は無くなり、バンドサウンドが全面に出ています。それとバンドの路線としてモダンポップパンクの一つの形、ポップコアの要素を取り入れていて、更に前作よりも芯の通ったタフな作品になっています。疾走感や、骨太なリフが印象的になり、メロディも前作よりはシリアスで格好良い感じに。

Breathing


ただ意図的なのかもしれませんが、アルバムを通して聞くと個人的にはやや平坦な印象でした。じっくり一極一曲バラけて聴くと、良曲揃い!って感じなんですが、最初から通して聴くと同じ曲に感じちゃうかも?。
前作がバラエティに富んだ印象だったので、今作がそう感じてしまった・・・というのが一番な気もしますが。前作そう感じたのも、シンセやリズムシーケンスが入っていたから音に変化があった(あるいは音数がそもそも多い)からかも。

ただ上記でも書きましたが、一個一個じっくり聴くと・・・格好良いんですよコレが。それでしっかり展開やメロディを覚えると、思ったより似てないんですよね(そりゃそうだ)。つまりこういう疾走感のあるタフなモダンポップパンクが好きな人にはたまらない曲がゴロゴロしてるってわけで、そう考えればかなり質の高い作品だとも思います。シンガロングもバシバシ決まって気持ち良いですし!

Stay Young


この曲のシンガロングパートの入るタイミングが、「ここしかないでしょ」ってタイミングで決まるからたまりません。
やっぱり曲別で聴くと、決めポイントの多い曲が多い印象になるんですよね。
惜しむらくは曲順かも・・・あるいはバンドの選曲?一つ、意外性のある曲があればもっとムラがあって面白かったかも。

しかし、イタリアも経済がヤバいこの時期に、解散することなく活動を続けてくれて、新作をリリースしてくれることに、そして日本にそれを届けてくれるレーベルに感謝!!
次も期待!!
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