一言レビュー「ノスタルジックで普遍的なメロディを包む優しいサウンドに癒されます」
Genre: Indie Rock/Guitar Pop/Emo
For Fans of: Make Believe, The Promise Ring, Belle and Sebastian
Country: Wisconsin, US.
Label: DANGERBIRD
01 It’s Casual
02 Paraphernalia
03 Black Bones
04 Peopling of London
05 Air Arizona
06 Faint of Hearts
07 Annihilation Eyes
08 Out Numbering
09 C’mon Sense
10 Apple of My Irony
Myspace
マジで半端ないアルバムです。
元The Promise RingのDavey von Bohlen(Gt/Vo)率いるMaritimeの4thアルバムをれぶー!
Paraphernalia
この曲の突き抜け感がヤバイです。ギターフレーズのキュートさったら無いです。北欧・英国(スコットランド)風な空気感を持ったアレンジやメロディの普遍性にノスタルジーを感じますし(別に僕は英国人ではないですが。)、何処か影のあるインディー的なエモーショナル性も流石90'sUSエモを牽引したThe Promise Ringのメンバーだなと言えます。
Davey von Bohlenという人間はCap'n Jazz出身の人物が行おうとしてる音楽性の中で最も取っ付き易い音楽をやろうとしてる人なのではないでしょうか?自分の持つ世界観を外に表現しようとする際、他に無いモノを自ら創り上げようとするスタイルではなく、既にある良いものを使って組み立てて表現しているイメージ。
勿論これだけのクオリティの楽曲たちなので、バンドや曲から感じられる彼ら独特の空気感や風格というのはあるんですが、今まで聞いたことないようなサウンド・手法で「何なんだこれ?!」というような衝撃は無いわけです。
僕が言いたいのは、今回の場合それが良いとか悪いとかではなく、「過去に存在するような手法・楽曲」でここまで人の心を揺さぶる彼らのセンスと技術が凄く上手くいっているということです。
Annihilation Eyes
Cap'n Jazzっていうエクスペリメンタルなポストロックバンド出身という肩書きを知り、そういう先入観で聴いてしまった人(つまり僕)を感動させてしまうなんて、半端じゃないと思うんです。「普通に良い」という音楽を作る事の大変さってのは凄いことだと思うんです。しかも彼らの楽曲はもう一度、何度も聴きたくなる魅力があります。そういうちょっとしたクセがあるのもインディーポップ・ロックバンドならではって感じです。
It's Casual
今作をThe Promise Ring時代含め、Davey von Bohlenの最高傑作と言う人が分かる程の作品だと思います。Cap'n Jazzの革新・破壊的な衝撃ではなく、The Promise Ringの咽るような青臭い衝動的な衝撃でもなく、聴くだけで安心する普遍的な感動がこの作品で味わうことが出来ると思います。激PUSH!!
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