Acres Of Lions / Working (2012)



Rate: 8.5/10.0
Genre: Emo/Alternative/Rock
For Fans of: Jimmy Eat World, The Ataris, The Satellite Year.
Country: Victoria, Canada
Label: Bullion/Wave Master


1. Entertainment
2. Lets Get Sentimental
3. Coronado's Dead
4. Closer
5. Dance Sequence
6. Working
7. Fine Examples
8. December
9. Knowing Your Own End
10. Best Day Ever

Myspace

流石ですよBullionさん!相変わらず良いバンドを探してきますね・・・ゴクリ。
90'sEmoリバイバルブーム・・・と言えるのかわかりませんが、確実にその時代のサウンドを評価する多く声が上がっている'10年代の音楽シーン。このバンドもまた90年代のEmo/Indie Rockに影響を受けたロックを鳴らしているバンドの一つ。そんなカナダのAcres Of Lionsの1stをれぶー!

Entertainment


このバンドの何が良いって、姿勢、音の方向性が全然尖ってないんですよ。つまり「俺達しか出せないオリジナルの音を鳴らしてやろうぜ!!」みたいな前のめりな感じがない。「自然体」、それが良いんですよ。
新しい音を出そうとして、変なメロディや展開・音作りにすること無く、地に足の付いたしっかりとしたエモーショナルロックを鳴らしているんです。クドさや切れ味なんかは無く、体に、心にすうっと入ってくる心地いい音楽。その彼らの自然体な姿勢が、この暖かくてエモーショナルなアルバムを生み出したんだと思います。

基本的にBullionさんの見つけてくるバンドは、そういう暖かくて飽きのこない自然体のバンドが多い気がします。ジャンル関係なく。だから大好きなんですよね。

Lets Get Sentimental


こういう疾走感がある曲も、彼らの持つ「柔らかさ・暖かさ」に「青春の甘酸っぱさ」が加わってたまらんです。こういう甘酸っぱさ具合とか歌い方の力の入れ具合はThe Atarisを彷彿とさせますね。
これ以上ダイナミックに展開出来るようになるとJimmy Eat Worldっぽくなるし、もっと激しくなるとThe Atarisになるっていう絶妙なバランスも良いですね。

Working


このアルバムのオリジナルのリリースは2009年らしく、2ndアルバムも去年リリースされたそうです。その2ndアルバムも3月にBullion Recordsからリリースが決定しているみたいです。こうやって海外のバンドをリリースしてくれる日本のレーベルさん方には本当助かっています。自分の好きなバンドの日本盤が出るっていうのも嬉しいですけど、それよりも新しい出会いのきっかけになることが多くなるのが何より嬉しいんですよね。
今回だって2009年のリリース時には全く目も向けなかったバンドだったわけですから。こうやって改めて再リリースしてくれるとありがたいです!

ともかく2nd"Collections"も楽しみでやんす。





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