Lost In Society / Eastern Empire (2010)



Rate: 8.6/10.0
Genre: Punk/Rock/Garage
For Fans of: Descendents, The Loved Ones, The Lawrence Arms.
Country: New Jersey, US.
Label: Unsigned


1. Sweat
2. Everybody's Gone
3. Can't Speak
4. Die
5. 3 PM
6. Plastered
7. Not My Day
8. Trigger
9. Find A Way
10. If It Were Up To Me
11. Dead To Me
12. Mental Case

Official

Not My Day


この曲がValve Driveの廬原さんのブログで紹介されていて、それがきっかけで知ったんですが・・・もうねヤバいですよ。ただでさえ3ピースバンドに弱いのに、しっかりパンクロックしてて、Descendentsに影響を受けたサウンドっぽい!どストライク過ぎます!

このバンドの魅力の一つにやはり3ピースらしくギターを基本的には重ねずに一本で収録してる潔さです。つまりこのCDの音がそのままライブ音源に近い状態で鳴ってるわけで、その分こっちも前のめりになっちゃうし、あっちも恐らく一本だけなので思いっきり掻き鳴らしてるんだろうなっていう熱量も感じれる。



後はしっかりUSロックしてる所ですね。彼らの音楽を聴くと、パンクってロックをソリッドにして速くした音楽なんだなって強く感じれます。Descendentsのマイロっぽいしゃがれた声で、アメリカンなロックソングを歌いまわしてくれる"Can't Speak"や"Plastered"、"Dead to Me"。特にカントリー調の"Trigger"、"Mental Case"とか聴いていると、Social DistortionやThe Bouncing Soulsとかも好んで聴いてるのかな?と思えるくらいUSルーツサウンドを大事にしてる感じがします。
"3PM"、"Find a Way"のようなベースがブリブリしながら駆け抜ける90's Punkな曲もあって、メロディック好きの心もくすぐるし、Green Dayのようにメロディックにコードを掻き鳴らす"If It Was Up to Me"、USオルタナっぽいリフやメロが印象的な"Die"等、聴けば聴くほどアメリカンなバンド。


今年Altercation RecordsからリリースされるAmerican PinupとのスプリットはThe Bouncing SoulsのPeteプロデュースだそうで、The Bouncing Soulsファンも要チェックになりそう。
Not Afraidの方はハードコアちっくな疾走感とタフさを持ったパンクチューンですが、もう一つの"Wrong Direction"は一転、テンポを落とした渋めのロックナンバー。個人的にWrong Directionの方が好きかな。こうやってテンポを落としてもタイトでパンクを感じさせる辺り、良いパンクバンドだなと思います。Broadway Callsとかこういう方向性に行ったら個人的に面白いなあ。ルーツ寄りっていうか。

Wrong Direction




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