The Charlestones / Out From The Blue (2012)



Rate: 8.4/10.0
Genre: Guitarpop/Indie/Rock
For Fans of: The Kooks, The View, Ripchord.
Country: Venice, Italy.
Label: MOSCOW (Italy)/THISTIME RECORDS (Japan)
Official: http://www.facebook.com/thecharlestones


01. Yesterday Remorse
02. Thinking At The Bar
03. Leaving Back The Sun
04. Westfora Carillon
05. Ascent Of Smiths
06. Good Times
07. Upon The Sand
08. Ermian
09. Stop 34
10. Made In Paris
11. Out From The Blue

Westfora Carillon


ロックンロール・リバイバルムーブメント勃興期を彷彿とするこのキラキラとした甘酸っぱいロックサウンド。シーンを背負って立つ意気込みやロックの使命感等を感じさせない、等身大って感じの身軽な雰囲気で、聴き手も肩肘張らずにサクッと聴けます。

上記のリバイバルムーブメントと括られていたバンドの多くは、僕が思うにサウンドが後ろ向きな意味で懐古的だったり、過去への憧憬からメランコリックになるわけでもなく、前向きに普遍的なメロディを鳴らそうという姿勢から生まれるサウンドが、在りし日のロックンロールのようだったから、"リバイバル"と呼ばれていたのかなあとも勝手に思っています。ここまでブームになって若者も巻き込んだのは、懐古的な音だったからではないと思いますし。そんな前向きで普遍的なメロディが詰まったアルバム、それがThe Charlestonesの1stアルバム"Out From The Blue"だと思います。



目新しさはない分、メロディや楽曲の質に目がいってしまいますが、Rockファンも納得のクオリティだと思います。バランスも良いし。聴けば聴く程良い所を見つける・・・最初に聴いた時よりも印象が少し変わっている、そんなバンドだと思います。シンプルに良いサウンドを鳴らしているんですが、何回か聴いてる内にふとしたフレーズに気付いて、琴線に触れる瞬間があるって感じ。

そして是非聴いて欲しいのがM-4"Westfora Carillon"。この1965 Recordsサウンドっていうんですかね、スカッと弾けるビートにキラキラポップロックンロールが最高に気持ち良い。ギターフレーズがまたギターポップバンドばりに甘酸っぱいです。この曲は本当にキラーチューンだと思います。



新曲を聴くと、何かスウェディッシュ・ポップというか北欧っぽくなってるので、もっとオシャレでキラキラポップ感が増すんだろうかとちょっと楽しみ、あるいはちょっとヒネた感じになるのかちょっと怖いといった感じ(笑)もう新曲かよって思うかもしれませんが、実は今作自体オリジナルは2010年リリースで、日本盤が2012年って事でして・・・新作はもう既に作成中なんだとか。ともあれ楽しみです。

She Was a Firework


YouTubeの評価がやや割れている所を見ると、否定的なファンは前作の延長線上にあるストレートなポップロックサウンドが聴きたかったんでしょうね。まあ分からなくも無いです。



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