(激PUSH盤) All Time Low / Don't Panic (2012)



Rate: 8.9/10.0
Genre: Pop Punk/Rock/Powerpop
For Fans of: Every Avenue, Yellowcard, Quietdrive.
Country: Baltimore, US.
Label: Hopeless Records/Kick Rock Invasion
Official: http://www.alltimelow.com/


1. The Reckless And The Brave
2. Backseat Serenade
3. If These Sheets Were States
4. Somewhere In Neverland
5. So Long Soldier
6. The Irony Of Choking On A Lifesaver
7. To Live And Let Go
8. Outlines
9. Thanks To You
10. For Baltimore
11. Paint You Wings
12. So Long, And Thanks For All The Booze
13. The Reckless And The Brave (Acoustic) Japan Only Bonus Track

僕もつい使ってしまいますが、基本的に「原点回帰」「初期の~」という煽りを見ると地雷臭がしてしまいますね。今作のAll Time Lowは、やはり初期のやんちゃな青臭さはやっぱりなくて。 それでも、前作よりは熱心なATLファンのみならず、しっかりとPop Punkファンのハートを掴む作品なのではないでしょうか?そこまで好きじゃない僕でも「お?」と反応してしまう曲が多くありましたし。というか今まで一番の手応えかも?

All Time Low - Somewhere In Neverland (Lyric Video)


前作で賛否両論だった、ああいう「ザックリしたUSポップロック」は健在なんですが、それだけではなく、疾走感のあるパンクナンバーや、Every Avenueばりのエモメロパワーポップナンバー等、彼らの今までの引き出しを一作にまとめた好盤になっていると思います。
前作のようなタイプの曲もあるんですが、数あるタイプの中の1曲って感じなので、不思議とポジティブに聴けます。前作では否定的に聴いてしまったんですが、今作では「良いじゃん」って感じに素直に聴けるんですよね。今作の曲が単純に僕好みなだけかもしれませんが。

あと前作は楽曲の質云々の前に、トラックリストのバランスがチグハグだったような気がします。やはり楽曲ごとに共作者がいて、プロデュースが変わって・・・みたいな環境がそうさせてしまったのでしょうか?まあ僕がただそう感じてしまっただけなんですが。
少なくとも今作は、前作のそういうチグハグ感もないし、多くのタイプの曲が収録されている「バラエティに富んだ作品」だと肯定的にとれました。

インディー系レーベルのHopelessに戻ったのも、そういうメジャー環境が合わなかったからなのでしょうかね?ともあれ、今作はやりたい事がのびのびとやれてる感じがします。ポジティブなメロディーが本当に良いです。
確かに初期の青臭くて爽やかなポップパンクサウンドは薄れ、メジャー感がある垢抜けた印象のある彼らですが、アルバムの完成度としては間違いなく過去最高傑作なのでは?

All Time Low - So Long Soldier


メジャー時代のATLっぽい縦ノリ+女性Vocalフィーチャー+ポップなナンバー"Backseat Serenade (feat. Cassadee Pope of Hey Monday)"に始まり、Yellowcardライクなドラマティックなアレンジが光るエモーショナルなパンクソング"If These Sheets Were States"、Every Avenue大好きの僕にはドツボだった"Somewhere in Neverland"。
そしてBaysideのAnthony先輩をフィーチャーしたシリアスな疾走ナンバー"So Long Soldier (feat. Anthony Raneri of Bayside)"もそうですし、ラストの"So Long, And Thanks For All The Booze"も疾走感も良い感じ。この2曲を聴くと、ただキャッチーでポップに疾走するだけではなく、展開力がグッと出てきたなあという印象があります。"So Long Soldier"はメロディック系の匂いすら感じれて、彼らの疾走系の曲では過去最高に好み。

"The Irony of Choking on a Lifesaver"は前作のザクッとしたUSロックソング。Butch Walker関連のバンドが好きな人はツボなのでは?あるいはAll American Rejectsとか。"Outlines (feat. Jason Vena of Acceptance)"は聴いた瞬間にPatrick Stumpの曲だ!と分かりますね。最高です。
"For Baltimore"の迸るSugarcult臭がたまらなく好きです。思わず"Do It Alone"を聴きたくなりました。そういう方向性に言っても良いんですよ?(ゲス顔)。"Paint You Wings"はそれこそ初期のATLっぽい曲なんじゃないでしょうか?展開やアレンジもシンプルでグッドメロディって感じで。

All Time Low - For Baltimore (Lyric Video)


今作を聴いてるとメジャー行きも間違いじゃなかったのかなあと。音作りやアレンジ、引き出しなんかはメジャー前と後では大分違う印象です。それに大分知名度も上がってファンも増えましたし、もはやメジャーだろうがインディーだろうが人気は変わらないって感じですもんね。この時代だから出来るってのもあるかもしれませんが。
何にせよ今作は本国でも概ね高評価で、チャートの方も中々なようです。

Chart (2012)Peak
position
Canadian Albums Chart18
Japan Albums Chart55
ARIA Albums Chart13
UK Albums Chart9
US Billboard 2006
US Billboard Alternative Albums3
US Digital Albums7
US Billboard Independent Albums4
US Billboard Rock Albums4
US Tastemaker Albums2
参照: Don't Panic (album) From Wikipedia, the free encyclopedia


All Time Low - Backseat Serenade


パンクとしての青臭さややんちゃさ、悪く言えば向こう見ずさみたいなのは薄れ、丁寧に作りこまれた現在の成長した姿を今作では見ることが出来ます。ただその成長を以前よりも肯定的に受け入れられたのは、やっぱり今作で良い曲が書けてるからだと思うんですよね。前は初期の方が好きと言っていましたが、今作を聴いて今のAll Time Lowの方が好きとはっきりと言えます。オススメ。


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