Rate: 8.0/10.0
Genre: Rock/Alternative/R&B
For Fans of: Panic! at the Disco, Cobra Starship, The Cab.
Country: Illinois, US.
Label: Island.
Official: http://falloutboy.com/
1. The Phoenix
2. My Songs Know What You Did In the Dark (Light Em Up)
3. Alone Together
4. Where Did The Party Go
5. Just One Yesterday feat. Foxes
6. The Mighty Fall feat. Big Sean
7. Miss Missing You
8. Death Valley
9. Young Volcanoes
10. Rat A Tat feat. Courtney Love
11. Save Rock And Roll feat. Elton John
My Songs Know What You Did In the Dark (Light Em Up)
元々ブラックミュージック的な傾倒を見せていましたが、活動再開後はそれが顕著に。この進化、あるいは変化が従来のファンに受け入れられるかはわかりませんが、彼ら的にはそんな事は今作に関しては問題ではないのかも。つまりFall Out Boyファンに向けてというのではなく、タイトルのように"Save Rock And Roll"という使命感に駆られて作られたモノで、同時にRockの持つ力「自己開放による救済」の効果を自身にも期待しているのかも？
例えば"Save Rock And Roll"の歌詞の部分でも、こうすべきだ！と唾を飛ばしながら叫ぶのではなく、本来の自己を曝け出した上で「俺はこうなんだよ！こう思ってるんだ！お前らはどうなんだ？」と語りかけてるような感じがしました。そういう意味で音楽的な部分が重要なのではなく、彼らの姿勢（アティチュード）や在り方の部分で、Rockを示しているのかなと。何だか青臭い歌詞も良い感じ。
The Phoenix
とはいえ、そういう姿勢が人々の琴線に触れるかどうかは人によるわけで。彼らがどう在ろうと、究極的には好みの問題になってきます。個人的にはまあまあアリな作品かなあと思いました。メンバーのバックボーンには、色んな音楽があるようだし、Fall Out Boy休止後はそれぞれその部分を表現していたし（Soul/Danceやったり、Metalcore/Hard Rockやったり）、引き出しが多いバンドだと思います。なので、Punkという枠にはめてしまうのではなく、Rockという更に枠が曖昧なモノを掲げることで、彼らの音楽性もグッと広がったのではないかと。元々メロディが良いバンドですから、どういうアプローチでも良い曲だと思えます。
"Young Volcanoes" and "Dance, Dance" (Live in Los Angeles 6-13-13)
※Dance, Danceは今作に収録されていません。
それにライブとか見てても、こういう曲調の方がやりやすそうなんですよね。特にPatrick。捲し立てながら叫ぶように歌うパンキッシュなスタイルよりも、R&B/Soul的に腹から声を出して歌いあげるようなスタイルの方が、しっかり息を切らさずに歌えていて、キーの安定感もあります。正直ライブは余り上手くないバンドだなあと思ってたんですが、Patrickのソロ聴いて、ライブでも上手いじゃん…と思って…そしてこの今作。上記のライブは、新作からと過去作からの曲を続けて歌ってる動画ですが、良い比較になってるかなと。
Alone Together
まあただ聴けば聴く程、復活せずにPatrick Stumpとしてのソロをもっと見たかったなあと。こういう感じでやるならもっとSoul/Danceしてるあっちの方が好みですね、個人的にも。もういっそFunkとかに傾倒しちゃって欲しいです…冗談ですけど(笑)
追記
※この記事を書き終わった後に色々調べてたら、今作リリース後にEP"PAX AM Days
"を出すそうです。聴いてみると、Rockin'な80's Punk/Hardcoreなサウンドじゃあありませんか。どうやら10/15にそのEPと今作Save Rock & Rollとがセットになった特別盤的なモノがリリースされるそうな。コッチ買う方が良いかもね。
Love, Sex, Death
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