Rate: 9.1/10.0
Genre: Pop Punk/Hardcore/Metalcore
For Fans of: A Day To Remember, Can't Bear This Party, Till We Drop.
Country: Paris, France.
Label: Fearless Records/Ice Grill$ Records.
Official: facebook
早くからICE GRILL$ RECORDSから1stアルバムがリリースされていたので、日本のPop Punkファンの間では結構な人気でした。その後Fearless Recordsから1stが再リリースされ、アメリカのキッズの間でも瞬く間に人気を集めた様子を見て、何となく誇らしく思ってしまった人も多いんではないでしょうか?俺達の"Chunk! No, Captain Chunk!"みたいな想いを預けちゃったりなんかして。僕の周りにいるPop Punkマニアの人達なんてDemoの段階で騒いでましたからね。どんだけ耳が早いんですかって話ですが。彼らもまた自分たちの事のように喜んでいるのでしょう。
Taking Chances
ともかく、Hardcoreシーンと共にPop Punkシーンもまたヘヴィなサウンドが好まれるようになっていますが、彼ら程上手いことやれているバンドも余り多くはないのではないでしょうか?A Day To RememberやFour Year Strongの格好良さが広まると、多くのバンドがPop Punk/Hardcoreなサウンドに憧れ、無理やりバスドラムをドコドコいわせたり、無理くりブレイクダウンパート作ったりして、聴いてて違和感を覚えることもしばしば。勿論そこら辺は好みの問題なのですが、個人的には「ここブレイクダウンなければなあ」なんて思っていた曲やバンドが結構ありました。
ですが、このバンドに関しては何でこんな格好良くヘヴィなサウンドとキャッチーなメロディを両立出来ているんだ…と驚かされました。
例えば、リフだけ聴いていればシリアスでヘヴィなリフなんですが、展開の巧みさと挿入されるメロディの心地よさが、(僕が時折感じてしまうMetalcoreのイメージで)暗く重い印象を感じさせないんですよね。それにブレイクダウンパートだったり、タフなリフも自然と聴き手の心と体を突き動かす力強いパワーとウネりを感じるんです。誰かが"Hardcore"はダンスミュージックだと言っていましたが、Chunk! No, Captain Chunk!の新作を聴いていると、確かにナルホド納得ですね。
The Best Is Yet To Come
そして何と言っても、メロディの力…つまりボーカルのスキルも上がっているように感じます。勿論楽曲・展開は前作よりヘヴィにグルーヴィに力強くなっていて格好良いんですが、それだけじゃちょっと僕にとっては食傷気味になっちゃうかなあという「重たい感じ」を、時にシャウトし、時に歌い上げながら楽曲のその「重たさ」を心地良く聴ける部分にまで引っ張ってくれているんですよね。前作の感じのまま今作歌っていたら、きっと楽器陣に埋もれていたかもしれません。なんか前作よりも太く力強くて、更に頼もしい「これぞChunk! No, Captain Chunk!」だと確信出来る程にスタイルが確立しているように思えます。ここまでヴォーカルが魅力的になると、次作が"So Close Yet So Far"みたいなTransitみたいなIndie Emoでも、彼らの魅力を損なう事なく新たな魅力を楽しむ事が出来るはず。というか何ですかあの曲…凄く良いんですが…EPでああいう曲だけの作品作ってくれないかしら。
So Close And Yet So Far
まあそして究極的というか、頭悪い感じなこと言っちゃえば、このバンドを聴くと本当にスカッとするんですよ。気分的に。自分が物凄く強くて格好良い存在なったようなパワーを貰えるというか。よしこれからやるぞ!という前へ進むパワーもくれますし。そんなリポビタンD的な作品だから飲み過ぎるとちょっと胸焼けというかお腹が変な感じになっちゃうのも僕的には仕方がないのかも…ともかくそれでもたくさん聴きたいと思わせてくれた今年のPop Punkの名盤の1つなのではないでしょうか?是非オススメです。
Haters Gonna Hate
Tracklist
2. Taking Chances
3. Bipolar Mind
4. Haters Gonna Hate
5. The Progression of Regression
6. Pardon My French
7. Between Your Lines
8. I Am Nothing LIke You
9. Reasons To Turn Back
10. So Close and Yet So Far
11. Miles and Decibels
12. The Best Is Yet To Come
Tour Info
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