Half Hearted Hero / Whatever (2013)




Rate: 9.1/10.0
Genre: Melodic Hardcore/Indie/Punk
For Fans of: The Fullblast, Title Fight, Such Gold. 
Country: Boston, US.
Label: Animal Style Records.
Official: facebook






これは良い!"Untitled"の前半を聴いて、「このバンドもIndie/Alternative/Grungeな音を鳴らすようになったのか…これはこれで好きだけれど、速い彼らも魅力的だったんだけどなあ…」と早とちりしていた僕をぶっ飛ばすような、後半の疾走展開に悶絶…というか失神寸前。他の曲も、The Fullblast臭を匂わせていた過去作品のファストな曲を掻き鳴らす彼らがそこにはいて、それでいて楽曲のアレンジや表現方法に深みが増していて…路線変更ではない、進化・深化と言える最高の作品がこのHHHの新作だったのです。ファストでメロディックで、渋くてエモーショナルで、熱くて格好良くて…僕の求める全てがここに!上述の"Untitled"やタイトルトラックである"Whatever"なんかまさに、今のHalf Hearted Heroのそういう魅力を凝縮した楽曲だと思います!本当にたまらんです。

Untitled


しかし彼らはリリースする度に、こちら側の期待値を軽々超えていきますね。この"Untitled"の1:40からの展開でもう今作が最高傑作ということを確信させましたね。2:05~のオクターブもたまらん!
そしてUntitledで興奮冷めやらぬ僕をまた襲うファストチューン"River"!これは初っ端からHHH節の応酬で安心出来たからこそ、"Vessel"の影のあるAlternativeテイストなサウンドを素直に楽しめました。Andy Mckeeを聴いてるかの如く美しい旋律を奏でるアコースティックなナンバー"Faint Feeling"からのTitle Fight好きも思わず立ち上がるエモーショナルファストチューン"Framework"、そしてHHH節満載のキャッチーなFast Melodicナンバー"Good Terms"の流れも完璧!イントロでストリングスをちょろっと使ってますし、その後の疾走展開もあってかTakeover Records系(Yellowcard, Craig's Brother, Hey Mike!)の匂いを感じてしまった"Direction"。このバンドはあそこら辺のキャッチーなメロディックサウンドが好きな人のツボにもハマりながら、今作辺りから、モダンなメロディックシーンを好む人のツボをつく哀愁感やエモさを持ち合わせるようになったんですよね。"Whatever"を聴いてても、このバンドは本当にどの層からも支持されるのが納得って感じです。

Whatever (live)


マジで素晴らしい作品なので是非!ライブも格好良し!

Tracklist


    01. Untitled
    02. River
    03. Vessel
    04. Faint Feeling
    05. Framework
    06. Good Terms
    07. Direction
    08. Whatever
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