June And The Well / June And The Well (2013)

Rate: 9.2/10.0
Genre: Indie Rock/90's Emo/Acoustic
For Fans of: Miles Apart, Last Days Of April, Sunny Day Real Estate.
Country: Lecce, Italy.
Label: Waterslide Records
Official: facebook






はいキました。このバンドのリリースがWaterslide Recordsさんからアナウンスされた瞬間、尋常じゃないくらいのワクワクが押し寄せてきました。それもそのはず、メンバーがSuburban Noise/Twenty Miles To Mother
でDrumsを叩いていたLuigi Selleriがソロ・プロジェクトとして始めたこのJune And The Wellには、Eversor/Miles ApartのGuitar/VocalのLele Morosini（このバンドではGuitar/Chorus）と、Miles ApartのDrums、Luca Bartolucciが参加しているのだと言うのだから！このEversorもMiles ApartもSuburban Noiseもここ何年かで知った（Suburban Noiseに関しては今年）バンドだったんですが、知った時には既に解散しててガックシきてたんですよね。そんな中、このバンドですよ！



Subrban Noiseのファストで泣けるエモーショナルなメロディックハードコアサウンドから、Twenty Miles To MotherでRevelation RecordsなAlternative/Emoの要素が強まっていきましたが、このJune And The Wellではソロ・プロジェクトとして始めただけに、外に開けた激情的なエモではなく、アコースティックギターをフィーチャーした内省的な優しいサウンドが広がっています。King Of Convenienceを引き合いに出されるのもわかりますね。北欧的な繊細なメロディと息遣いが感じられます。


"Matt Song"の徐々に展開していく感じも、90's Emoっぽくてニヤっとしてしまいます。"Three chords, few lines"は、タイトル通りなシンプルなコード展開に叙情的なメロディが優しく広がります。この曲はかなりツボでしたね…本当に良いメロディです。CHORUSパートがエモやか（エモ＋爽やか）に心をすっと通り抜けていく"An Instant Of Your Glance"も最高に気持ちが良いですね。Buffalo TomなAlternativeソング"Second Chance"も、疾走感のあるアコギのストロークが心地良い"Boiling Over"も、母国語で歌っているせいかTraditionalなメロディに聴こえる"Il Respiro Di Ogni Cosa"、そして個人的キラーチューン"The Train"と、最後まで満足出来る作品！これは良いですよ！

EversorやMiles Apart、Suburban Noiseが好きだったイタリアンメロディック狂は勿論、90's Emoや昨今のIndie Emoが好きな人も是非チェックして欲しい作品です！Motion City Soundtrackとか好きな人もハマると思うんですよね。

Tracklist

    01. Your Magical Mirror
    02. Matt Song
    03. Three chords, few lines
    04. An instant of your glance
    05. Second chance
    06. Ogni angolo
    07. Boiling over
    08. The Blossom
    09. Il respiro di ogni cosa
    10. The Train

おまけ

Eversor - Someone's Calling


The Miles Apart - Let it shine


Suburban Noise - Wrong


Twenty Miles To Mother / Tom

REVIEW: Suburban Noise / Spring Leaf (2009) 

REVIEW: Kings Of Convenience / Declaration Of Dependence (2009)