洋楽いいとこ取りコンピ 「"Late 90's - Early 00's" Hit Rock Songs vol.2」


今回は前回で紹介しきれなかったバンド・楽曲を紹介します。前回同様1995~2004年の間のリリースで、Billboardに載った事のあるヒットナンバーを中心に選曲しました。なるべくBillboard誌の中でもAlternative Songs(ex-Hot Modern Rock Tracks)やというカテゴライズでランクインしているものを選んでいます。なるべくですが。
洋楽いいとこ取りコンピ 「"Late 90's - Early 00's" Hit Rock Songs」


Dog's Eye View - Everything Falls Apart (1995)


Chart: Billboard Alternative Songs peak #17
Album: Happy Nowhere (1995)
Country: California, US.
Years active: 1994-present

Peter Stuart率いるDog's Eye Viewのヒットナンバー。曲風が凄くMatchbox Twentyの"3AM (1997)"っぽいなあと思ったら、VocalのRob Thomasと仲良いみたいですね。影響しあってるんでしょうね。Peterはバンド解散後ソロ活動と並行させてMatchbox TwentyやCounting Crows等のバックコーラスをやっていたそうな。ComposureとしてもJason Mraz("Sleeping To Dream")に曲提供しているみたいです。
しかし歌ってる姿が楽しそうにニコニコしてて素敵ですわ。たまらん。


Matthew Sweet - Sick of Myself (1995)


Chart: Billboard Alternative Songs peak #2
Album: 100% Fun (1995)
Country: Nebraska, US.
Years active: 1980s–present

皆大好きマシュー・スウィート。この人の曲は本当にフックがあって、ノイジーなサウンドにグッドメロディというパワーポップ好きにはたまらないものがあります。と言っても僕は"Girlfriend (1991)"と"100% Fun (1995)"しか聴いたこと無いんですけどね…。彼ってば多作なミュージシャンみたいで、80年代から2~3年おきにリリースするもんだからチェックするのに心が折られてしまいます。まあPrince程ではないですけど…(笑)


Soul Asylum - Misery (1995)


Chart: Billboard Alternative Songs peak #1
Album: Let Your Dim Light Shine (1995)
Country: Minneapolis, US.
Years active: 1983-present

The Replacementsと共にMinneapolisシーンを代表するAlternative Rockバンド。前述のバンドとは違い、ヒットソングが出ている分当時の一般的な知名度はこちらの方が上なのかも?影響力ではThe Replacementsが圧倒している感がありますが。僕はどっちも大好きですけど。
アルバムそのものもBillboard 200(所謂アルバム・チャート)でも最高6位を記録しているんですよね。"Grave Dancers Union"と共に彼らの中でも有名な作品。


Chumbawamba - Tubthumping (1997)


Chart: Billboard Alternative Songs peak #1
Album: Tubthumper (1997)
Country: Burnley, UK.
Years active: 1982–2012

日本でも様々なタイアップで使われ知ってる人も多いであろうこの曲。とは言え活動歴が80年代初期とは知りませんでした。パンクバンドだった彼らが、ダンスミュージックに傾倒していく過程で生まれた楽曲のようですね。そう言われてみればOiパンク的なフックも感じられるような、そうでもないような…。

Toad The Wet Sprocket - Come Down (1997)


Chart: Billboard Alternative Songs peak #13
Album: Coil (1997)
Country: California, US.
Years active: 1986–1998, 2002, 2006–present

昨年リリースの再結成後の久しぶりの新作("New Constellation")が記憶に新しい彼らの代表曲の一つ。売上的な部分で言うと、この作品の前作"Dulcinea (1994)"、前々作"fear (1991)"がプラチナアルバム(100万枚売上)で上回っているんですが、チャートのピーク的にはこの曲収録の"Coli"の方が上なんですよね。それまでのセールスで知名度が上がって初動は良かったけれど…ってパターンなのかもしれませんね。僕としては3作とも好きなんですけどね。オススメですよ。


Vertical Horizon - Everything You Want (1999)


Chart: Billboard Alternative Songs peak #5
Album: Everything You Want (1999)
Country: Washington, D.C., US.
Years active: 1991–present

26週に渡ってBillboard Hot 100の1位を維持し続けた彼らのヒットナンバー。結果的に2000年に於ける年間チャートでも5位になり、その年を代表する1曲にもなりました。影のあるメロウなロックサウンドで、これぞPost Grungeって感じして良いですね。
彼らもToad The Wet Sprocket同様、昨年に久しぶりのリリースをしたみたいで、90年代バンドもまだまだだぞ!って所を見せてくれています。


Wheatus - Teenage Dirtbag (2000)


Chart: Billboard Alternative Songs peak #7
Album: Wheatus (2000)
Country: New York, US.
Years active: 1995–present

アメリカはNew Yorkのバンドですが、この曲は世界的にヒットした曲のようで、アイルランド、イギリス、オーストリア、オーストラリア、スイス、スウェーデン、ドイツ、デンマーク、フィンランド、ベルギー等の国のシングルチャートにランクインしていたようです。ことイギリスに至っては2000年から2009年の10年間に於けるシングルチャートで49位になる程ヒットしたナンバーみたいです。結構色んな人達にカバーされているので、知ってる人も結構いるかも。
歌詞、雰囲気共にナードな感じあるし、Weezer好きの人の琴線に触れたりするかも?少なくともOne Directionが歌う曲ではないような気がするけれど…いや、カバーするのは自由ですけどね(笑)


The Calling - Wherever You Will Go (2001)


Chart: Billboard Alternative Songs peak #14
Album: Camino Palmero (2001)
Country: California, US.
Years active: 1999–2005, 2013–

この曲のヒットと、ボーカルのAlex BandがSantanaとコラボしたこと("Why Don't You & I
")で、一気に知名度を上げたThe Calling。活動歴は短命ではありましたが、00年代初期を一気に駆け抜けたバンドって印象です。
当時はボーカルの風貌も相俟って、アイドル的な人気があったんじゃないかなと思います。日本版のwikipediaもあるくらいだし、熱心なファンが居るのかなと。


The All-American Rejects - Swing, Swing (2002)


Chart: Billboard Alternative Songs peak #8
Album: The All-American Rejects (2002)
Country: Oklahoma, US.
Years active: 1999–present

初期のThe Get Up KidsやHot Water Musicを擁したDoghouse Recordsからのリリースって事と、女々しい歌詞にキラキラしたフレーズの感じからか、Emoバンド寄りの売りだされ方をしてたような印象です。今ではイケイケなPop Rockって感じですけど。この頃からザックリしたギターリフにグッドメロディってサウンドは余り変わらなかったですが、もうちょっとPop Punkな所もあったので、この頃が好きでしたね。"Drive Away"とかもろそんな感じ。


Ryan Cabrera - On The Way Down (2004)


Chart: Billboard Hot 100 peak #15
Album: Take It All Away (2004)
Country: Texas, US.
Years active: 2004–present

Goo Goo DollsのJohn Rzeznikプロデュースという事で注目を浴びたPop Rockシンガー。以降の作品はパッとしない感がありますが、この作品はカラッとしてて良いですね。ちなみにこのMVに出てる女性は当時付き合ってたAshlee Simpsonだそうな。かわいい。


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