Rate: 8.9/10.0
Genre: Fast Melodic/Hardcore/Punk
For Fans of: Strung Out, Atlas Losing Grip, Polar Bear Club.
Country: Massachusetts, US.
Label: No Idea Records.
Official: Facebok
彼らのテクニカルかつ変則的…かといってプログレッシブ過ぎず、3分という程よい長さに纏めきる絶妙な展開力。これは多くのFast Melodic Hardcoreバンド達の良いお手本になったのではないでしょうか。
そんな彼らの待望の4thアルバムが去年リリースされたのですが、遅ればせながらレビューします。
Ice Man Left A Trail
勢いに任せて「がなる」わけではなく、4枚目ともなればやや力を抜き気味に歌ってるように聞こえます。前作フルの"Carrier Suicide"では終始喉を絞り上げて歌うNuno Pereiraのヴォーカルもまた攻撃的に感じれて好きでしたが、よりメロディアスに楽しめる今作の歌い方も良いですね。"Hairy Scarecrow"とかかなり良い感じ。まあIgniteのZoliのように歌い上げてるわけではなく、それらと比べればやはり攻撃的なダミ声を聞かせてくれますけど。
とにかく疾走感がなくなるとかそういう事はなく、相変わらずテクニカルに突っ走っているので、以前のファンも納得の格好良さなのではないでしょうか?
Number One
曲単位で言えば、前のめりなギターリフから暴れまわるベースラインへと繋がる"The Last Laugh"に、ピロピロギターで駆け抜ける"Ice Man Left A Trail"や"Born A Wise Man"なんかは、イントロ聴いた瞬間にA Wilhelm Screamらしさに溢れていて思わず「にやっ」としてしまいます。展開によってスピードのギアを入れ替える独特のノリが相変わらず格好良いですね。
"Number One"のCHORUSパートのシンガロングしてる所も良いし、節回しが最高にウネッててツボなんです!以前からメロディも素晴らしいとは思っていましたけど、今作の力み過ぎないボーカルの節回しが、その魅力をより高いものに押し上げてると思うんですよね。何度も言いますが。
Wild Turkey
個人的に圧巻だったのは"Wild Turkey"。イントロのシリアスな流れからの0:15で一瞬だけ入れ込んでくる叙情的なフレーズに悶絶し、曲が進むにつれ盛り上がりが止まらないドラマティックな展開。最初から最後まで見どころしか無いメロディの畳み掛けに満足感が凄いです。ギターソロも好き。
まだチェックしてないMelodic Hardoreファンは是非一度聴いてみては。きっと気にいる作品になるのではないかと思います。オススメです。
Tracklist
2. The Last Laugh
3. Devil Don’t Know
4. Number One
5. Gut Sick Companion
6. Hairy Scarecrow
7. Ice Man Left a Trail
8. Sassaquin
9. Walkin’ with Michael Douglas
10. Wild Turkey
11. Born a Wise Man
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