Rate: 9.8/10.0
Genre: Alternative/Counry/Indie Rock
For Fans of: The Replacements, Wilco, The Gaslight Anthem.
Country: Tennessee, US.
Label: Tiger Style Records
Link: Official Site
That Much Further West
The Replacementsチルドレンというと"Goo Goo Dolls"が真っ先に浮かんできます。Green DayのBillyも影響をモロ受けてるって感じではないですけど、人生を変えた一枚にThe Replacementsを挙げています。まあ90年代だったら影響を公言するバンドも多くいたのかもしれませんが、最近はあまり聞かなくなりました。ぱっと思いつくのだと、Against Me!、The Gaslight Anthem、Sharksとか？
まあその認識（The Replacementsが少ない）は僕が無知だからだっていうのが、このバンドを聴いたことでわかりました。このLuceroっていう素晴らしいバンドを聴いて。
もう何て言うか・・・こんなヤバいバンド知らずに僕は今まで生きてきたのか・・・ぐらいの衝撃でした。
Mine Tonight
まずかなりThe Replacementsに影響を受けてるってのがヤバい。ある意味僕が知る中で一番The Replacementsっぽいバンド。Goo Goo Dollsは初期はそれっぽいんだけど、Dizzy Up The Girl以降はモダンロックバンドになっちゃったし。
どこがどう影響を受けてるって言われたら、はっきりとは言えないんですけど…（笑）"Across the River"、"The Only One"とか聴くと、まるでPaul Westerbergとの共作なんじゃないかってくらい雰囲気が似てるんですよね。
しかもただ似てるだけじゃなく、The Replacements寄りももう少しカントリー寄りで、南部っぽい匂いがあるんです。歌詞とか特に。例えば"Mine Tonight"、"Across The River"、"Coming Home"とかぽい。
爽快で疾走感のあるカントリーではなく、オルタナ/インディーロックっていう下地の上にカントリー風味が載ってるので、カントリーの良い意味での泥臭さやカラッとした感じが、凄い物悲しい哀愁になってて・・・もうむっちゃくちゃ泣けるんですよ！歌詞と相まって更に！！夕方以降に聴くともう完璧ですよね。パーペキ。
こういう結果的エモーショナルに感じちゃうよバンドは最高に大好きです！
Across The River
テネシー州はメンフィス出身の彼ら。テネシーって言うとナッシュビルのカントリーを想像して、州全てがカントリー一色ってイメージですが、メンフィスはカントリーって言うよりかブルースで有名ですよね。メンフィスブルースってやつです。そこら辺の話はディキシーランド・ジャズからデルタ・ブルースに始まり、あーだこーだ長くなるので省きますが・・・僕が言いたいのは、彼らのこの哀愁感っていうのは、インディーロックやオルタナだけではなく、ブルースの持つ悲哀を表現出来ているからなのかなあと思うんです。やっぱり地元で鳴ってる音は少なからず影響受けるだろうし・・・
って事は・・・Luceroってバンドがブルースの悲哀があって、カントリーのカラっとした感じとメロディ、それでいてThe Replacementsっぽいオルタナ・インディーロックバンドって言う事になると・・・おいおい僕にとって最強のバンドじゃないか・・・ってことになるわけです。
まあ相も変わらずレビューでも何でもなく、如何に僕がこのバンドが好きか！と熱く語る記事になってしまったわけですが、これを見た方が「そんなに言うなら聴いてみようかな・・・」くらいの気持ちになってくれたら嬉しいです。おすすめです！！
Tonight Ain't Gonna Be Good
Tracklist
2. Mine Tonight
3. Sad And Lonely
4. Across The River
5. The Only One
6. Hate And Jealousy
7. Joining The Army
8. Tonight Ain't Gonna Be Good
9. Tears Don't Matter Much
10. Coming Home
11. When You Decided To Leave
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