Rate: 8.7/10.0
Genre: Alternative/Southern Rock/Country
For Fans of: Creedence Clearwater Revival, Drag The River, Drive-By Truckers.
Country: Tennessee, US.
Label: ATO Records/Loose Music
Link: Official Site
Women & Work
"The Replacements meets Country"なんて言われていた彼らですが、更にもっと遡って70's Southern Rockな感じに。いやむしろ根っこの部分はもっと昔、Sun Records(Elvis Presley, Johnny Cash, Jerry Lee Lewis)やStax Records(Sam & Dave, Otis Redding, Booker T. & the M.G.'s)のような、彼らの地元であるTennesseeはMemphisを拠点にしたレーベルの、南部R&B/Soulの影響すら感じます。
跳ねまわるピアノに、泣きのオルガン、時には楽しく時には悲しく盛り上げるホーン・セクション・・・これらが今までのLuceroのAlternative Countryサウンドにガッツリ乗っかってきます。
It may be too late
この溢れ出る南部臭!!こういうサウンドを聴くと、やはり彼らはTennesseeのバンドなんだなと強く感じさせる、メロウなLucero流メンフィスソウルを聴かしてくれます。
過去作品ではIndie/Punk/Rockなサウンドを見せていた彼ら。そういった彼らのフィルターを通して、彼らのルーツのサウンドを表現してるが故に、聴いていて「懐古的」な気分にはなるけれど、それが「古臭い」というネガティヴな評価にはつながらないですね。
ノリノリで駆け抜けてくブギーなロック!という曲が多いわけでもなく、どちらかと言うと、今までの作品のようにじわっと染み入るように聴かせる哀愁ソングが多いので、今までのLuceroが好きな人は問題なく好きになれるはずです。
ある意味王道的なアメリカのサウンドを思わせる作風なので、逆に今までのIndie/Alternative感のあったCountryサウンドよりも聴きやすいかも?今までLuceroを聴いたことのない人も是非ってな感じです。
Like Lightning
とはいえ、個人的にはThe Replacements臭むんむんのJim Dickinsonプロデュースの5th"Nobody's Darlings"が最高です。Jim Dickinsonと言えば、The Replacements好きにはPlease Meet To Meを手がけた人!という事で、聴かずして期待値マックスなわけですが、聴いてみたらあら最高じゃないの。というわけで、今度そちらもレビューしたいと思います。
And We Fell (from Nobody's Darlings)
Tracklist
2. On My Way Downtown
3. Women & Work
4. It May Be Too Late
5. Juniper
6. Who You Waiting On?
7. I Can’t Stand to Leave You
8. When I Was Young
9. Sometimes
10. Like Lightning
11. Go Easy
おまけ
こういうのが好きな人はMemphis Soulを代表するシンガーJames Carrとか個人的にオススメです。Luceroも影響受けてるんじゃないかなあと勝手に妄想。
James Carr - Love Attack
James Carr - At the dark end of the street
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