Michael Kiwanuka / Home Again (2012)





Rate: 9.3/10.0
Genre: Soul/R&B/Folk 
For Fans of: Otis Redding, Bob Dylan, David Ryan Harris.
Country: London, UK.
Label: Polydor Records
Link: Official





Tell Me A Tale


もう何て言うんですか?このタイムスリップしちゃいました感は!まず"Tell Me A Tale"を聴いてそう感じずに入られませんでしたね。
いわゆる古き良きR&B…つまりSoulなサウンドなわけですが、本人曰くBob DylanのようなFolkミュージックにも傾倒してるようで、確かにそういうフォーキーなサウンドと、古いソウルのローファイな感じが彼のメロディが合わさることによって、不思議なインディーポップ/ロックの匂いまでしちゃったり…。例えばFleet Foxes、Wilco、Bon IverみたいなIndie Folk/Alternative Folkが好きな人にもイケます。
あるいは彼の独特のポップセンスはJason MrazやJack Johnson等のオーガニックなシンガーソングライターが好きな人も巻き込めちゃうかも?

I'm Getting Ready


彼のサウンドに才能を感じてしまう要素の一つに、John Mayer、Norah Jones等のソングライターに見られるポップセンスがあるんです。つまりブルースやジャズ、そしてソウル(最近のR&Bなんかじゃない)等のトップチャートからは外れてしまいそうなジャンルの音楽をポップスとして消化して昇華してしまうセンス。
彼もまた、気が付くと彼らをきっかけにそのジャンルにのめり込んでしまいそうなキャッチーさ、そういう力を持った曲を書けるんですよね。

耳の早いソウルファンは既に去年からヤバい!と目をつけていたみたいですし、UKシーンでも彼の才能を絶賛してるようで、BBC主催の今年クるであろうアーティストを決める"BBC - Sound of - 2012"で1位を受賞しています。

I Need Your Company (Live At Hackney Round Chapel, 2012)


ソウルのメロウさとフォークのホロリと来る物悲しさが、UKアーティスト独特の霧っぽい湿った感じで際立たたせています。それにグルーヴィーなR&Bのリズムが合わさればこんなにも素晴らしい曲が!!でもこの曲前作EP収録で、このアルバムには入ってないんです!!何でだ!!ということで前作EPも合わせてチェックです。
意図的に落ち着いた空気を纏わせたアルバムにしたかったんでしょうかね?「オレの根本・ルーツはこういう音楽なんだぜ?」っていう感じに。まあでもライブ版と原曲版を比べると、原曲は結構落ち着いているので、このアルバムの曲もライブで聴けば結構"跳ねて"るのかも。

I'll Get Along (Live At Hackney Round Chapel, 2012)


跳ねまくってました。今作収録の"I'll Get Along"聴いてみましたが・・・良いですね。完全にCDよりライブの方がノリやすいです。CDの方もレイドバックしたるノリなんですが、ライブ版の方が粘っこさとコシがある感じです(意味不明)
今からライブ盤が楽しみになっちゃいます。色んな人とセッションしても面白そうだな。引き出し結構有りそうだし。


Tracklist

    1. Tell Me A Tale
    2. I'm Getting Ready
    3. I'll Get Along
    4. Rest
    5. Home Again
    6. Bones
    7. Always Waiting
    8. I Won't Lie
    9. Any Day Will Do Fine
    10. Worry Walks Beside Me
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