Rate: 8.6/10.0
Genre: Pop Punk/Easycore/Metalcore
For Fans of: Four Year Strong, Set Your Goals, Chunk! No, Captain Chunk!
Country: Texas, US.
Label: Unsigned.
Stream: Bandcamp (Name Your Price)
Link: facebook
Texasに現れた胸焼けPop Punk/Metalcoreバンド、Hooligansの1stアルバム?をレビュー。
「1stアルバム?」としたのは、どうやらこれはバンドによる公式リリースとしての作品ではないみたい。彼らのFacebookのコメントを見ると、(その時点での)今までの楽曲をフリーダウンロードにする的な事を言ってて、Soundcloudでダウンロード出来る状態になってたみたいです。それを纏めたのがこの作品のよう。
息をもつかせず畳み掛けてくる複数ボーカルを取るスタイル、ヘヴィなギターリフ、時折入り込むキーボードの心地よさ…まるでFour Year Strongを彷彿とさせるようなサウンド…いや、ここまでゴリゴリサウンドとキャッチーなメロディの同居は、Chunk! No, Captain Chunk!でしょうか?ともかく彼らのサウンドを形容する際、そういったシーンのビッグネームを挙げたくなるような期待感を感じます。
そしてバンドのヘヴィネスとキャッチーなメロディの振り幅っていうのは、Chunk!同様Pop Punk好きのみならず、むしろScreamo/Metalcoreファンのハートを掴みそうなサウンドでもあると思います。色んな層にヒットしそうな感じはありますね。
とは言え、ここまで畳み掛けられるとちょっとお腹いっぱいになっちゃいますね。物凄くスカっとしたい時なんかは最高ですけどね。疲れてる時はちょっと胸焼けしちゃかも。
それとコロコロ展開していく曲が多いのに、結果的に似たような曲調になってしまったのも個人的には残念かも。詰め込み感が過ぎたのかしら?まあこれは個人的な感覚なのだけれど。やっぱり曲単体で聞いたりすると、かなりレベルの高いバンドだといつも感じますし、曲順や選曲が変わればまた印象が違うんでしょうかね?そういう意味でも彼らの正式リリースが望まれます。
時折心にグッとくるメロディラインや、ボーカルの掛け合い、シンガロングのポイント等、やはり今後を期待せずにはいられないポテンシャルを感じます。しかし今後の方向性としてはどうなっていくのだろうか…若い世代にガツンとくるサウンドをプレイしているからこそ、本人たちも若い世代特有の移り気的な所は多分にあるだろうし…まあ突然GrungeやIndie Emoに行ってももはや驚きはしませんけど(笑)
個人的に必聴なのは"Lucille Balls to the Wall"。1曲目という事で名刺代わりの一発ってのに相応しい、シンガロングやストップ&ゴーの応酬にキャッチーなメロディが絡み合う、といった彼らの魅力が詰まったThis is Easycoreなサウンドが楽しめます。"Let's Settle This Ray Romano a Mano"もオススメ。
"How the Adam West Was Won"や"Tara Reid Between the Lines"なんかはScreamo/Metalcoreら辺のサウンドが好きな人の琴線にも触れるかもしれませんね。ヘヴィでキャッチーなサウンドが好きな人は是非チェックしてみて下さい。
Tracklist
01. Lucille Balls to the Wall02. Jim Carrey Me Home Tonight
03. Sly Like a Megan Fox
04. Let's Settle this Ray Romano a Mano
05. Ted Danson the Night Away
06. How the Adam West Was Won
07. I Hope You Audrey Hepburn in Hell
08. Invitation to the Brad Pity Party
09. Stop Feeling Aziz Ansari for Yourself
10. Tara Reid Between the Lines
11. Cut to the Chevy Chase
12. Tom Cruisin' for a Bruisin'
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