Genre: Melodic/Hardcore/Punk
For Fans of: Descnedents, NOFX,
Country: California, US.
Label: Fat Wreck Chords.
Link: Official
昨日久々に高熱が出て、魘されてキツかったんですが、朝起きたら大分良くなってたので良かったよかった。
今回は多くのメロディックファンが待ち望んていたであろうCaliforniaのPunkバンド、Lagagonの8thアルバムをレビュー。今作はThe Blasting RoomにてBill Stevenson(Descendents/ALL)と共に作りあげたそうで、聴く前から楽しみな感じ。
Burden of Proof / Reign
印象としては前作"Resolve"のダークかつソリッドで力強いパンクサウンドに、過去のファストな90's Melodic節で泣かせつつ、よりハードロッキンなリフはRich Kids On LSD(メンバーの大半が所属していたHardcoreバンド)を思わせつつ、Descendents的な匂いも感じさせる質感もありと、楽しませてくれる作品でした。
賛否両論って話も聴きましたが…正直、パンクシーンに於いてこれだけのビッグネームな上、リリースのスパンが空いてしまったとなると、彼らへの評価なり作品への思いが肥大化してしまい、どんな作品が来ても「期待ハズレ」に感じてしまう事もあると思うんですよね。問題として、その「期待」がどういったモノなのか聴き手自身捉えきれてないから、モヤっとしてしまうって部分もあるのかなと。「"Let's Talk About Feelings"みたいな作品を期待してた」って言われても、具体的にどんな音かって聴かれると困りますもんね。あれも一辺倒な作品ではないですし。
個人的には、ファストで哀愁メロディックなナンバーを早速2曲目(実質1曲目の"Burden of Proof"続きだから初っ端からとも言えますね)で聴かせてくれた時点で良作決定でしたよ。やはりFAT WRECK的メロディックナンバーっていったらこんな感じかなと。
The Cog in the Machine
しかし"Made of Broken Parts"や"The Cog in the Machine"や"Western Settlements"等のリフを聴いていると、独特のギターワークとグルーヴ感に引き込まれていきますね。疾走展開にオクターブフレーズだけがメロディック・パンクの格好良さじゃあないんだなと感じます。僕はどうしても"Reign"、"Burning Out in Style"や"One More Song"のような所謂なメロディックナンバーに反応してしまいますが、聴きこんでいく内に"The Cog in the Machine"なんかは今作のベストナンバーなんじゃないかって気がしてきましたよ。こういう疾走パートに重きを置くわけではなく、ロックの持つザクザクとしたグルーヴ感ってのを大事にしている所はDescendentsなんかにも通ずる所があって、今作がBill Stevensonプロデュースってのは大当たりだったのかなと。"In Your Wake"から匂うDescendents臭がたまらなく好きです。
In Your Wake
Alternative/Hard Rock/Punk/Hardcoreの引き出しを様々な割合で昇華しながらも、Lagwagonらしさたらしめているのは、リフの音選びは勿論ですが、やはりVocalのJoey Capeの存在が大きいでしょうね。彼が歌うとやはりLagwagonの曲になりますね。
オッサンが無理してティーンの頃のような無理した若々しさというのはなく、円熟味を感じさせながらも、Lagwagonらしいフレーズや展開を随所にきかせてくれる今作。彼らの最高傑作というわけではないですが、Lagwagon好きなら間違いなくチェックしてほしい作品です。
Tracklist
2. Reign
3. Made of Broken Parts
4. The Cog in the Machine
5. Poison in the Well
6. Obsolete Absolute
7. Western Settlements
8. Burning Out in Style
9. One More Song
10. Drag
11. You Know Me
12. In Your Wake
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