Useless ID / Symptoms (2012)



Rate: 8.1/10.0
Genre: Melodic/Punk/Rock
For Fans of: No Use For A Name, The Ataris, The Swellers.
Country: Tel Aviv, Israel
Label: Fat Wreck Chords


01. Live Or Die
02. Before It Kills
03. Normal With You
04. Erratic
05. Manic Depression
06. Sleeping With Knives
07. Symptoms
08. Obsessive Compulsive Disorder
09. New Misery feat. Steve Soboslai of Punchline
10. Waiting For An Accident
11. Fear In The Mirror
12. Somewhere

Myspace

Live Or Die


まあ前作"Lost Broken Bones"の傾向から感じてはいた、彼らの方向性の変化。それ程大きい違いではないし、メロディそのものの出来なんかは流石のUseless IDだと思わせるものだし。
速い曲でパンクやメロディックハードコアの痛快さや勢いを表現するのではなく、伝えたい事があって、それを噛み締めるように歌い、それが聴きやすいテンポでプレイするようになったなぁと思いました。それが前作から感じた彼らの変化。

イスラエルという土地柄か、危険と隣り合わせで生活していた彼らにしか伝えられない想いや主張ってのがあると思うんです。それを今までの作品でも伝えてきたとは思うんですが、前作や今作辺りからは、ポジティブなポップソングというより、シリアスで感情に訴えかけるような曲が増えた気がします。前作のB面集である"The Lost Broken Tunes vol.1"なんかを聴くと、しっかりメロディックハードコアな速い曲が入ってるんですよ。つまりそういう曲に飽きて作らなかったわけではなく、意図的に前作に入れなかったと思うんです。と言う事は、彼らそのものの音楽性が変化したわけではなく、伝える方法を敢えてこういったミドルテンポの力強いナンバーで表現しようとしたんだと思うんです。きっと彼らはパンクロックバンドなんですよね。

Fear In The Mirror


それのきっかけにはプロデューサーのBill StevensonやJason Livermoreの助言もあったんではないでしょうか。彼らが関わり始めてから、そういう傾向になってる気がしますし。そういうバンドも多いですよね、速さだけではなくミドルテンポでバンドの主張を表現させるというか。例えば最近だとRise Against、Broadway Calls、The Swellersとかもそうかも。
こればっかりは相性だったりするのかわかりませんが、彼らのプロデュースによって意外と微妙になったりするバンドもあったり・・・。辺に完成度が高くなって、勢いが無くなってモッサリすることとか・・・。Stephen EgertonとBillだったりすると結構良かったりするイメージもあります。

まぁともかく、今回の場合は上手くいったかどうかってのはまた難しい話で。僕個人としてはサウンド面のプロダクションなんかは流石のクオリティだと思ったし、Useless IDのメロディの良さを活かしたアルバムになってると思います。
ただやはり"At the Stadium"のような曲を聴きたい!って人は確かにいるはずで。そういう人には余りオススメできない作品です。彼らのメロディが大好きな人は間違いなくオススメできると思いますけどね。ミドルテンポと言ってもゆっくりって感じる程ではなく、疾走感が感じられないわけじゃないですし。

The End (No Vacation From The World収録)


彼らが今やりたい表現方法と、彼らのパンクバンドとしての勢いのバランスが丁度うまく入ってたのがKung Fu/Bullion時代の"No Vacation From The World"、"Redemption"なんかなあと個人的に思います。青春補正が多分にありますが、今でも良く聞くアルバムですし。

ただ何度も言いますが、メロディは本当に素晴らしい出来になっていて、人によっては過去最高?なんて声もあると思います。聴けば聴くほど発見が有りそうな良さもありそうなアルバムですし。デイヴ・グロールばりに噛み付くようなパワーロックナンバー"Live Or Die"を初っ端でかまして、
The Hivesを彷彿とさせる疾走ロックナンバー"Before It Kills"、"So Long Astoria"時代のThe Atarisのエモさを感じさせる"Erratic"、急にAlternative/Indieっぽいサビの"Symptoms"なんか今作でも異色な曲です。"New Misery"はPunchline×Useless IDな曲調で、どちらのファンも気に入りそうなメロディックパンクソング。

気に入ろうと思えばメロディック好きは間違いなく気に入る作品です。ただ何となく受動的に聴いているとちょっと物足りない作品になるかも。パンクの痛快さやメロディックハードコアの疾走感はあまり無いかもしれないですし。彼らがどういう事を伝えたいのか、どうしてこういう曲調にしたのかとと考えを巡らせながら聴くと大切なアルバムになるかも。たまにはそういう聴き方も良いかもしれないでやんす。この錠剤のジャケットに書かれたセロトニンと、"Symptoms"というタイトルが示す意味・・・色々考えて悶々としてます(笑)

Before It Kills





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