Rate: 7.9/10.0
Genre: Indie/Rock/Powerpop
For Fans of: Animal Collective, Mika, The Divine Comedy.
Country: New York, US.
Label: Fueled By Ramen/Atlantic Records
01. Some Nights Intro
02. Some Nights
03. We Are Young (feat. Janelle Mona e)
04. Carry On
05. It Gets Better
06. Why Am I The One
07. All Alone
08. All Alright
09. One Foot
10. Stars
11. Out On The Town (bonus track)
Official
Some Nights
ニューヨークのポップバンド、Fun.の2ndアルバム。
彼らのような「人を喰ったようなポップ職人っぽいサウンド」を出してるバンドが、近年の全米で大ヒットするなんて珍しいな・・・と思ったんですが、しっかりとタイトに刻むブレイクビーツ、アレンジを良く聴くと、確かに今っぽいHip Hop/R&Bアーティストの影響を受けているなといった感じで、納得。
突然現れたポップスターではなく、現代のUSトップ音楽シーンに親和性のあるバンドだったわけです。例えばMaroon5のような。
Maroon5のヒットはある意味、ロックバンドもああいったソウルよりなものでないと人気が出にくいって事を示していたように思えます。こじつけ過ぎかしら?
まあとにかく、間違い無い事実が一つ。相変わらずワーナーの邦題がクソダサいって事です。
We Are Young = 伝説のヤングマン ~ウィー・アー・ヤング~
伝ww説wwwのwヤwwンwwwグwwwwwwマwwwwwwwンwwwwww
まさかの西城秀樹リスペクトソングだとは思いませんでした。まああの曲もカバーですけど。
とにかく、相変わらずの邦題のセンスで安心しました。ワーナーさんにはこの方向性で一切ブレずにバシバシ迷タイトルを付けていって欲しいですね。
We Are Young ft. Janelle Monáe [OFFICIAL VIDEO]
全てが今っぽいわけでもなく、メロディやコーラスの重ね方なんかはQueenやMIKAを彷彿とさせますね。オーケストレーションなアレンジもあって普遍的なポップネスを感じることも出来て、飽きがこなさそう。
こういうJellyfishとかのパワーポップ系のバンドの影響も受けてるんじゃないかっていうポップセンスだけでは、恐らくポップマニアの間でしか人気が広まらなかったと思うんです。そこに現行のHip Hop/R&Bのリズム・アレンジの面で良いアクセントになって、現行のシーンでも人気になったのかなあと。
プロデューサーがジェフ・バスカー(カニエ・ウエスト、ジェイZ、アリシア・キーズ、ビヨンセ、ドレイク)っていう超売れっ子プロデューサーかつソングライターらしいので、そこら辺が影響したのかも。彼と今作では半分くらい共作してるっぽいですし。
All Alright
まあ今っぽいサウンドだろうが、懐古的なサウンドだろうがなんだろうが、良い音楽で自分の琴線に触れれば何だって良い訳で。彼らのグッドメロディは皆の心を揺り動かしたのでしょう。
今年をUSポップスを代表する楽曲・作品になると思うので、試しに何曲か聴いてみてはいかがでしょうか?
既に「伝説のヤングマン(笑)」は120万枚売れてるヒットシングルです。
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