洋楽いいとこ取りコンピ 「Mich Allan(SR-71)というSongwriter/Producerが手がけた曲を集めてみました。」



今回のいいとこ取りコンピは・・・SR-71/Satelliteのメンバー、Mitch Allanが如何に魅力的なソングライターかというのを紹介してく記事です。

Faith Hill、Lindsay Lohan、Backstreet Boys、Daughtry、Jonas Brothers、Hilary Duff、Hannah Montana等のポピュラーシーンで人気ミュージシャンへの楽曲提供や、Bowling For Soup、Anberlin、Every Avenue、Simple Plan等のPop Punk好きに人気のバンドのプロデュースもやっていたりと、中々にやり手のMitch Allan。自身が所属していたSR-71というバンドでは、どうしても"Right Now"の一発屋という印象が強く持たれてしまいますが、こういったコンポーザー/プロデューサーとしてしっかり活動している所を見れば、彼の作曲能力はやはりレベルが高いという事がわかります。

全部紹介すると大変なので、彼の手がけた曲の中で個人的にグッと来たものを紹介してきます。
他にも知りたい!って方は彼のwikipediaページにてチェック出来ます。

wikipedia: Mitch Alkan - Songwriting/producing

こうやって調べてみると、彼の手がけた楽曲は「とんでもないヒット」という事は無いんですが、結構なヒットを叩きだしてたりしてるんですよね。映画・ドラマの劇中歌に使われてたり、Billboardで年間何十位とか、エアプレイヒットしたりとか・・・。

SR-71 - Right Now (from "Now You See Inside", 2000)



Butch Walkerとの共作です。Mitchがヴォーカルを務めるSR-71のスマッシュヒットナンバーです。BillboardのModern Rock Tracksで2位を記録しています。彼ら(Mitch/Butch)らしいフックの効いている、カラッとしたアメリカンロックナンバー。



Bowling For Soup - 1985 (from "A Hangover You Don't Deserve", 2004)



TexasのPop Punkバンド、Bowling For SoupのヴォーカルJaretとの共作。
プロデュースはお馴染みButch Walker。Mitch/Butch/Jaretというこの3人の組み合わせでまた何か作って欲しいですね。キャッチーさが留まることを知りません。名曲だと思います。
BFSとは"The Great Burrito Extortion Case (2006)"収録の"Much More Beautiful Person"や"Fishin' for Woo's (2010)"収録の"Dear Megan Fox"という曲も共作しています。



Lovehammers - Casualty (from "Marty Casey and Lovehammers", 2006)



Marty Casey率いるシカゴのAlternative/Post Grungeバンド、Love Hammersとの共作。
プロデュースはSteve Albiniらしく、ヘヴィネスと哀愁を両方持たせた音作りが上手いですよね。メロディ展開はNickel BackやDaughtryを彷彿とさせます。



JParis - Here We Go Again (from "Call It What You Want", 2006)



DelawareのロックバンドJParisへの提供作。
この曲が収録されたSR-71の"Here We Go Again (2004)"は当時日本のみリリースだった為(2010年にUS盤も発売済)、Mitchが当時プロデュースしていたJParisに「勿体無いからあげるよ」ってな具合に提供。すると地方ラジオチャートにてヒット。結果的にJParisの一番のヒットになったそうな。



Daughtry - All These Lives (from "Daughtry", 2006)



North Carolinaのロックバンド、Daughtryとの共作。
う~んたまらんです。Chris Daughtryのパワフルなヴォーカルもさることながら、その魅力を活かすツボを押さえた楽曲の展開やメロディが素晴らしい!
Daughtryとは次作の"Leave This Town (2009)"でも"Learn My Lesson"、"One Last Chance"で共作しています。



Backstreet Boys - Something That I Already Know (from "Unbreakable", 2007)



アメリカを代表する人気ポップアイドルグループ、Backstreet Boysへの提供作。
彼が作曲に関わったFaith HillのLostもそうですが、こういうクドいくらいにドラマティックな曲展開なのも得意としていますよね。こういうボーカル・グループのように甘い声質で畳み掛けるようにハーモニーを重ねていく感じは、結構圧倒されますね。
しかしこのUnbreakbleという作品。調べてみると、日本だけで25万枚売れてるそうな。凄いな。



Jonas Brothers - Play My Music (from "Camp Rock Soundtrack", 2008)



New Jerseyのポップロックグループ、Jonas Brotherへの提供作。映画キャンプ・ロックで使用されました。
Mitch節全開の軽快なポップロックナンバーですね。このキャンプ・ロック、この歳で見るにはちょっとばかしキツイけれど、子供には見せたいディズニーらしいシンプルでわかりやすい展開の話なので、是非家族で見てみては。この物語の核となる"This Is Me"という曲は素晴らしいと思います。歌部分のアテフリは酷すぎるけれど。



Kris Allen - No Boundaries (from "No Boundaries," 2009)



Arkansasのシンガー、Kris Allenへの提供作。
「アメリカン・アイドル-Season 8-」で、ライバルAdam Lambartと共にこの曲が渡され、どう料理して表現するか、というのがSeason 8の決勝戦でした。
そんな人気番組の大事な曲をMitchがどういった経緯で・・・?と思ったんですが、この曲の詞を手がけたのが、Mitchと以前から何度か共作していたKara DioGuardiというシンガーソングライター。そして彼女はこの番組の審査員の1人だったんですね。彼女が曲を作るにあたって、Mitch Allanを推薦したからなのかなあ?なんて妄想しております。
ともかく良い曲です。Adamも素晴らしいシンガーだと思いますがKrisの方が、Mitch達が作った楽曲のツボを理解しているのかなあ・・・と勝手に思ってます。

Hannah Montana - He Could Be The One (from "Hannah Montana 3", 2009)



ティーンに大人気のポップアイドルHannah MontanaことMiley Cyrusへの提供作。
Jara DioGuradiとの共作でもあります。彼女とは上記のアメリカン・アイドルの曲もそうですが、BelindaやFaith Hill、Lindsay LohanやJessie James、Hilary DuffにKatharine McPhee等、多くの女性シンガーへの提供曲で共作しています。
ハンナ・モンタナでは"I'll Always Remember You"という曲も提供しています。



Jessie James - Wanted (from "Jessie James", 2009)



Georgiaのシンガーソングライター、Jessie Jamesとの共作。Kara DioGuardiとの共作でもあります。
Country系のポップシンガーである彼女にぴったりな、カラッとしたアメリカンロックナンバーですね。パワフルに歌いこなしていて格好良いです。



Every Avenue - Saying Goodbye (from "Picture Perfect", 2009)


皆大好きミシガンのPop Punk/PowerpopバンドEvery Avenueとの共作。
このPicture Perfect自体彼のプロデュース(他にも何人かいますが)。この曲はクレジットにも載っているようで、ソングライティングの方でも関わってるみたい。
彼らの作品でこのアルバムが一番好きなのは、やはりこういう90's lately~00's earlyなUS Pop Rockの匂いがプンプンするからなのかもしれません。活動休止は残念過ぎます。


Simple Plan - Famous For Nothing (from "???", 2010)


カナダのPop Punkバンド、Simple Planとの共作。
2011年リリースの新作"Get Your Heart On!"には収録されていないようなので、どうやらお蔵入りしたDemoみたいです。う~んアルバムの雰囲気にも合う気もしますけど、パッとしなかったのかな?ちょっとモッサリしてる感じもしますけど。テンポ上げれば・・・なんてのは素人の浅はかな考えでしょうか。



最後に


どうでしょうか?Mitch Allanというソングライターの魅力を感じていただけたでしょうか?10~20年くらい前のビルボードやエアプレイチャートの曲が好きな人はグッと来たんじゃないでしょうか?(適当)
現在Mitch AllanはSatelliteというColdplayとかみたいな美メロ系モダンロックバンドに所属しています。僕的には余りしっくりこなくて、カラッとしていて跳ねた感じのアメリカンポップロックをまたプレイして欲しいなあと勝手に願っております。まあそれはButch Walkerにも願っている所なのですが・・・(笑) butchもMarvelous 3時代のあのグラム的な派手さを持ったポップロックをプレイして欲しいです。
Marvelous 3/SR-71/Lit/Eve6/Sugarcult辺りのUSロックは高校時代の青春の1ページを彩ってくれました。学生にも優しく、TSUTAYAで安くレンタル出来た作品が結構あったのが大きかったです(笑)

Marvelous 3 (Butch Walker) - Little Head


洋楽いいとこ取りコンピのBack Numberはこちら

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