Rate: 9.4/10.0
Genre: Alternative/Melodic/Punk
For Fans of: Frenzal Rhomb, The Tank, Pulley.
Country: Melbourne, Australia.
Label: UNFD/Bullion
Link: Official
実働期間18年近くで、更に再結成後の新作を「今作は最高傑作」と言える程の充実感を感じさせる発言を見せるオーストラリアのMelodicヒーローBodyjar。
Fairytales
Alternativeなサウンドへと変わっていった活動休止前の最後の作品"Bodyjar"、そしてバンドのフロントマンCameronのサイドプロジェクト"Cola Wars"では、よりソリッドなAlternative Rockサウンドを展開していきました。その後彼らは活動を再開し、8年ぶりとなる新作"Role Model"をリリースするわけですが…ファンとして気になったのは、今作はやはりAlternative Rockなサウンドになるのかという事。悪くはないのですが、やはりファンとしては"You've Taken Everything"のような疾走感のあるメロディックナンバーも聴きたいという事で。そしていざ今作を手に取り、蓋を開ければそこには今までの魅力を凝縮した極上のMelodic Punkを鳴らす僕らのBodyjarがそこにはいました。
初期の疾走感に、中期のメロディ性、後期のソリッドなサウンドが融合したと言えば良いんでしょうか、彼らのやりたい音ってこういう事なのかな?と思わせる程の自信が感じれる完成度です!何やかんやファストな曲も好きだし、彼らのメロディアスなミドルナンバーも最高に大好きだし、Alternativeな影のある曲も格好良いし…それらが全て楽しめるまさに最高傑作!
Break This Feeling
ザクザク刻むギターに彼ららしいグッドメロディを乗せた"Petty Problems"を聴いた瞬間に、「今作が素晴らしい作品になる!」と期待感が沸き上がってきました。"My Mistakes"、"Vessel"、"Break This Feeling"等、心地よい疾走感の中でメロディが本当に良い曲が多くてたまらないですね。それに併せて、力強いAlternative Rockナンバー"Stranglehold"や"Natural Selection"も健在で、キャッチーな楽曲とでお互いを引き立てあってる感じしますね。"Natural Selection"のCHORUSパートの開放感が何とも好き。
そして今作で印象的には"Role Model"や"Fairytales"、"Hope Was Leaving"、そして"Together Alone"の4曲。90's Melodicナンバーとも言える哀愁漂うメロディを乗せて、ここまでファストに駆け抜けるサウンドは、ここ最近の彼らでは珍しい楽曲だったかなあと感じました。勿論こっちとしては大歓迎ですけどね!
Hope Was Leaving feat. Joey Cape from Lagwagon
更に今作はゲスト陣も豪華!上記の"Hope Was Leaving"のMVにはJoey Cape(Lagwagon)も参加していますし、同郷のPost Hardcore/MetalcoreバンドThe Amity AfflictionのAhren Stringerも参加しています。エンジニアとしてDescendents/ALLのStephen Egertonも参加してるとか。ギターも弾いてるらしいんですが、どの曲はちょっとクレジットになかったのでわかりませんが…。
完全復活を果たした彼ら。ツアー等も積極的に行っているそうで、今後のリリースや活動にも期待出来そうですね。Bad Religion等を見てると、幾つになっても素晴らしいPunk Rockを生み出せるんだなと感じますし、彼らも長い事続けつつ、今作のようなグッドメロディなPunkアルバムをリリースしてほしいなあと身勝手に思ってます。
Review: Bodyjar / Plastic Skies (2002)
それと僕が彼らの作品で一番好きな作品をレビューしています。そちらも併せてチェックして頂ければと思います。このアルバムはもう何て言うか…本当に思い出補正だけじゃない圧倒的な魅力が…ブツブツ…
Interview
Interview: Bodyjar (Punk Rock Band from Australia)
Bodyjar来日?
クラウドファンディングサービス「Alive」と日本の「Bullion Records」によって、Bodyjar来日の為のプロジェクトがスタートしました。Belvedereの時もそうでしたが、未だ現時点では来日決定なわけではなく、前売りチケットの予約数(+Tシャツ購入数)が100枚を突破した時初めて、来日が決定します。
このやり方でBelvedereは来日し、当初は1日のみの公演でしたが、追加公演も行われた程盛況だったそうな。Belvedereの来日プロジェクトについて触れた記事を過去に書いたので宜しければ。
Review: Belvedere / Twas Hell Said Former Child (2002)
今回も同様の盛り上がりを見せるかは正直わかりませんが、Belvedere同様最後の来日になる可能性は高い為、東京近郊の方で気になる方は是非ともライブチケットを購入し、サポートしてほしいなと思います。また地方で予定が合わない方は、Tシャツを購入するだけでも、チケット1枚分のサポートになるそうなので、気になる方は是非下記特設ページでチェックを。
え、僕?僕は例の如く仕事で行けないので、Tシャツを買いましたよ。平日とか無理ですよ…たのんまっせ…。後Tシャツ購入の手続きが前よりスムーズになってる。クレジットカードも使えるようになってるし、わかりやすくなってた。ありがたいです。
Alive: Bodyjar特設ページ(https://www.alive.mu/event/detail/10)
Tracklist
02. Role Model
03. My Mistakes
04. Stranglehold
05. Fairytales
06. Vessel
07. Hope Was Leaving
08. Break This Feeling
09. Natural Selection
10. If This Is It
11. Together Alone
12. Light
13. Suffering In Silence (Bonus Track)
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