衛星アニメ劇場とは、1990年4月から2011年3月末まで放送していた、NHKのBS2のアニメ放送枠の事です。
僕が主に見ていた時期のは、月曜日から木曜日の18:00~19:00に放送していた時期ですね。全部を見ていたわけじゃないし、うる覚えのものが殆どですが・・・中でも印象に残った作品や、楽曲が素晴らしい物をピックアップして紹介。
ガンバの冒険 / ガンバのうた(1990年度)
もうこれ神アニメですよ。出崎統監督の中でも傑作な気がします。原作とも違う話なのですが、逆にキャラがしっかり立ってて面白いです。子供の頃はボーボにイライラして、イカサマに憧れたものです。
EDの「冒険者たちのバラード」が名曲として名高いですが、個人的にはOPの陽気なテンションが好きなんです。作中の雰囲気や展開としては、EDのネガティブな感じがぴったりなんですが、彼らの決して諦めないひたむきな姿勢と、絶望を跳ね除ける前向きさと陽気さが曲に現れてる気がして好きです。
子供の頃絶対に勝てないと思っていた敵の一人(一匹)、悪役の「ノロイ」も凄く良いです。ちなみに勝てないと思っていた他の敵は、フリーザ(DB)と白面の者(うしおととら)です。後ヒッポリト星人(ウルトラマンA)。
ガジェット警部 / Inspector Gadget(1990年度)
何だかよくわからないけれど、このアニメ、異常にワクワクするんですよね。このガジェット警部というサイボーグが色々ハチャメチャやるアニメなんですが、脇役も魅力的なんですよね。もはや脇役と言うか主役級のペニー(女の子)とブレイン(犬)がもう優秀。ブレインなんか普通に変装してスパイとかしますし。
署長がガジェット警部に様々な方法で命令を下します。例えば書類だとしたら、それがミッション・インポッシブルのパロディのような「尚この書類は自動的に消滅する」的な感じで、最終的に爆発するんです。それでいつも署長のいる所にガジェット警部がその爆発するもの(テープ)を投げ込んで、いつも署長が黒焦げになるという展開から物語が始まるんですよ(笑)
ともかく再放送、もしくはDVD化が求められる名作です。
ウルトラマンキッズ 母をたずねて3000万光年 第1話 (1992年度)
画質良すぎ(笑)円谷プロの公式チャンネルで1話まるまるアップされてたので、こちらを貼りました。後赤ちゃん時代のマー可愛すぎ。後ブタゴリラ役で有名な龍田直樹氏のバル役がハマりまくっててアドリブとかも最高です。
OPも山野さと子さんの母性溢れる歌声が魅力的です。この曲マジ名曲。
ロビンフッドの大冒険 / Wood Walker (1992年度)
このOP見るといつも鳥肌が立ちます。このアニメってそんなに面白かったかな?っていうくらいなんですが、このOPだけは異常に好きなんです。作画・曲・ストーリー性含め。
確か途中からカオスになっていくのは覚えています。ヒロインのマリアン姫が超能力使えるようになるんですよね確か。何かニュータイプみたいなオーラが出まくって・・・
うる星やつら / ラムのラブソング (1992年度)
うる星やつらの諸星あたるや、GS美神令子の横島くんのような欲望に忠実な、明け透けなキャラクターが凄い好きなんですよね。ああいう魅力あふれるキャラクターが好きです。
曲は言わずもがな、アニメを知らない人でも知ってる程の名曲です。
ふしぎの海のナディア / ブルーウォーター (1994年度)
今聴くとギター格好良すぎですね。
今やエヴァンゲリオン等で大人気のGAINAXのチームが中心に製作されました。(総監督庵野秀明、監督樋口真嗣、キャラクターデザイン貞本義行他…)SF、マンガ、特撮のパロディなんかを入れるのは、GAINAXチームならではですよね。庵野とかヤマト超好きだし。
今でも根強い人気のあるNHKアニメですよね。僕は乗組員が閉じ込めれられるシーンを見て、ショックで見るのをしばらく止めましたが。
あずきちゃん / 素敵な君 (1995年度)
僕世代のアニメソングのアンセムといってもいいくらい知名度が高い曲。NHK総合でも繰り返し再放送をやっていたことが要因でもありますけど、曲自体も素晴らしいですよね。
作品自体はチラチラとしか見ていないので、キャラの概要や幾つかのエピソードしか頭に入ってませんが、最近まで勇之助くんを龍之介くんだと思っていた時点で大分ぼんやりですよね。
大体あずきちゃんの話をすると、「その後の原作ではドロドロ展開になるんだよ」っていう人が僕のまわりに多かったです。いつも「ふーん」としか答えられないので止めて欲しいです。
モンタナ・ジョーンズ /冒険者たち (1995年度)
宮崎駿版「名探偵ホームズ」とキャラの感じが似てるなぁと思ったら、制作会社が同じだったんですね(イタリアのREVERという会社)。ホームズの時は「東京ムービー新社」との共同制作でしたが、今回は「スタジオジュニオ」との共同制作。
タイトルから予想がつくように、インディー・ジョーンズ的なアニメです。子供向けアニメとはいえ、アドベンチャー作品としてもクオリティは高く、大人も楽しめます。作画が結構乱れますが。
OPのアルフィーの曲も素晴らしい。今回はOP動画をそのまま添付していますが、興味のある人は是非フルで聞いて下さい。2番から更に格好良くなります。
十二戦支 爆烈エトレンジャー / まだまだまだ (1995年度)
これまで紹介してきたアニメソングは、全てそのアニメを思い起こさせるような曲調・歌詞であったのに対し、この曲は殆ど関係ない。でも良い曲。そしてEDはもっと良い曲。個人的にアニメソングベスト10に入るくらい名曲。(これ)
後低予算アニメ。基本的に主役級のキャラと敵役のキャラが同じだったり、毎回ゲストキャラの声が同じだったりする。あとシャフトがまだ有限会社だった時に手がけた作品。
アニメ三銃士 / 夢冒険 (1996年度)
これもまた名曲。歌っているのは酒井法子氏。あの事件以来この曲がネタにされ、「覚せい剤を吸い込んじゃダメ、吸い込むなら夕日だけにしとけ」というコメントには、正に・・・と苦笑いしてしまいました(笑)
アラミスが男装した女の子ってだけで最高の設定。
飛べ!イサミ / ハートを磨くっきゃない (1996年度)
ジャニーズの中で最もジャニーズっぽくないグループ、TOKIOの初期の人気曲ですね。初期は長瀬だけじゃなくて、山口がリードを取ることもあったんですよね。DASH村の面白さは異常。後リーダーギター上手過ぎ。
曲も勿論素晴らしいけど、アニメ自体も面白い。もう一回見直したいアニメの一つです。途中から主人公以外のメンバーも武器を持って戦う辺りから好きだったです。
白鯨伝説 / 風とゆく (1997年度)
これまた出崎節満載のアニメ。出﨑演出と呼ばれる「止め絵」や「繰り返し演出」なんかがよく出てきます。後声や効果音は通常の時間軸の速度なのに対し、映像はスローで描写するなんてのもあります。緊張感や何かを強調したい描写、表現の方法として凄く面白いです。
でも当時は意味不明でした。OVA版ブラックジャックもこの人が監督だけれど、何でここで急に一枚絵みたいになるんだろう・・・とか思ってみてました。面白かったですけど。
エイハブ船長の漢らしさに惚れるアニメでもあります。後サチコ可愛いよサチコ。
カードキャプターさくら / Catch You Catch Me (1998年度)
多くの男性を地獄(ヲタクの道)にたたき落としてきた、諸悪の根源的アニメでもあります。ある程度好きなアニメの方向性が決まっていた高校時代にちゃんと見たので良かったですけれど、放送当時(小学生)見ていたらと思うとゾッとします。ただでさえ高校生の時期でも僕にかなりの影響を与えていたのですから。しばらくCLAMP作品を漁るようになりました。途中で「真ゲッター」や「ジャイアントロボ」を見ることによって正気に戻りましたが・・・ゴクリ
まぁでも普通に面白いアニメですよね。曲も素晴らしいし、印象的な曲ばかりだったと思います。
未来少年コナン / 今、地球が目覚める (2000年度)
これはBSアニメ劇場だけじゃなく、NHK総合の方でもやっていたし、ちょっとだけなら見たことがあるって人が多いと思いますし。個人的には宮崎駿が関わった作品の中では一番面白い作品だと思います。
BPMも速いし、16ビートなので中々に性急感のあるのに、メロディが牧歌的なのが何か面白いんですよねこの曲(笑)
宇宙船サジタリウス / 夢光年 (2001年度)
宇宙船サジタリウス号ED ~夢光年~ 投稿者 ymsthrok
もうこのEDのエモさが異常です。影山ヒロノブ氏の素晴らしい歌声に、宇宙っていう星屑の海の中を漂うサジタリウスがもうヤバすぎ。
宇宙運送会社みたなものの中小企業が舞台で、しかも主人公には家族がいるという何とも地に足の着いた設定。スペースオペラ的なスペクタクル性はそんなに無く、地味だけれどしっかりと面白いドタバタSFアニメです。超オススメ。
キャプテン・フューチャー / 夢の舟乗り (2001年度)
後期のOPでタケカワユキヒデ氏ver.です。作曲した大野雄二氏は初期のOPを歌っていたヒデ夕樹氏ではなく、タケカワユキヒデ氏の起用を望んでたみたいですね。個人的にこっちの方がしっくりきます。
キャプテン・フューチャーが凄くて、例え敵に捕まって縛られていても、「キャプテン・フューチャーは催眠術も使えるのだ!」とかナレーションが言ったら、キャプテン・フューチャーが催眠術使い始めて敵を操ってそのまま脱出するんですよね。基本的にキャプテン・フューチャーは何でも出来るし、何でも知ってます。マジキャプテン・フューチャーキャプテン。
十二国記 / 十二幻夢曲 (2002年度)
当時、NHKで宣伝番組が組まれる程プッシュしていたアニメだったので、見たら確かに面白い!面白いけど・・・話広げすぎじゃね?キャラ出すぎだよ?大丈夫なのこれ?終わるの?と思いながら見てました。途中何回か見損ねるとさあ大変。途中から見るのを止めてしまいましたが、調べてみると原作が終わってないのにアニメ化したんですね。後こういう戦記モノのアニメは中々難しいですよね。全部の描写書いたら長くなるけど、省いても相手に伝わらないですから。
でもOPの中華な感じと戦いのテーマ!っていうのが上手く合わさった感じは凄い好きですし、強烈に記憶に残っています。
ふたつのスピカ / Venus Say... (2003年度)
この曲凄い好きなんですよね。ポルノグラフィティの新藤晴一氏と、ポルノグラフィティ等様々なアーティストのプロデュースや楽曲提供をしている本間昭光氏による楽曲なんですが、凄くそれっぽいですよね。
僕がキャラクターと同じくらいの世代だったため、結構入り込んで作品を楽しむ事が出来ました。アニメだとあまり深く突っ込んでない感じのまま終わりましたが、結構満足した記憶があります。途中から見たため、ライオンさんって何だ・・・?と思ってました(笑)
今回紹介していない良作がまだまだあるので、今度その続きを記事にしたいと思います。
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