Swimming With Dolphins / Water Colours (2011)



Rate: 8.3/10.0
Genre: Electro/New Wave/Emo
For Fans of: Owl City, New Order, Delphic.
Country: Minnesota, US.
Label: Tooth & Nails Records


(激PUSH盤) Set Your Goals / Burning At Both Ends (2011)



一言レビュー「攻撃性を抑えた事により、彼らのメロディセンスの良さが浮き彫りになった良作」

Genre: Pop Punk/Punk/Hardcore
For Fans of: Movielife, New Found Glory, Four Year Strong.
Country: California, Us.
Label: Epitaph Records

1. Cure for Apathy
2. Start the Reactor
3. Certain
4. Happy New Year
5. London Heathrow
6. Trenches
7. The Last American Virgin
8. Exit Summer
9. Unconditional
10. Product of the 80's
11. Raphael
12. Illuminated Youth
13. Not as Bad

Myspace

Certain


全ポップパンクファン期待のバンド、Set Your Goalsの待望の新作が遂にドロップ。
個人的に衝撃的に良いアルバムだと思っています。日頃からグッドメロディ、グッドメロディとウルサイ僕にピッタリのポップなアルバム。しかもただポップなのではなく、パワフルでダイナミックな・・・ダイナミックなんて久しぶりに使いました・・・スパロボのファイナルダイナミックスペシャルぐらいしか使ってないですよ・・・とまぁそんな事はさておき、とにかく力強いんですよ!

かと言って疾走感が無くなったわけではなく、「そういう」曲もある、全曲聴き応えのあるアルバム。聴きこめば聴きこむほど味が出てきます。攻撃性が薄れ多分即効性はないので、アルバムを通して聴くと物足りないこともあるかもしれませんが、もう一回じっくり聴けばハマってくるはず。


M-1"Cure for Apathy"は最近のBad Religionを彷彿とさせるリフのイントロから始まり、パワフルでキャッチーなサウンドを展開。
M-2"Start the Reactor"は落としたパートを全面に押し出しているけれど、そこまでヘヴィに感じないのは意図したものなんでしょうか?キャッチーなメロディに、シンガロングが掛け合うライブ向きな曲。
M-3"Certain"はPVにもなっているリードシングル的な曲。この曲がアルバムの顔として先行試聴した時、前作よりもポップになったなぁという声をよく聞きました。まぁ分かる気もします。それでも良い曲なんですよね。僕は大好き!
M-4"Happy New Year"は最初の3曲がポップな感じだったので、疾走感やシリアスな雰囲気が一層際立ちます。アルバムを通して聴いていた方は、この曲の時に「これこれ!こういうのが聞きたかった!」ってなったのでは?
M-5"London Heathrow"は逆にさっきの曲の対比で、かなりポップで・・・悪く言えば少しかったるく聞こえるかもしれませんね。単体で聴くと凄く良い縦ノリの曲で、ライブで聞いたらずっとジャンプしたくなるような曲ですけどね。

Unconditional


M-6"Trenches"は哀愁感あるメロディで、ロック的で歌モノなサビを終えると疾走パート・・・と面白い曲です。こういうロッキンなリフ・メロディの曲の引き出しもあったんですね。今までのファンからしたらハードコアなアレンジにして欲しい・・・って言うのが本音かも?(笑)
M-7"The Last American Virgin"はイントロから彼ららしい雰囲気が出てます。サビ前(Pre-Chorus)の前のめりなリフとか凄く「らしい」ですよね。このアルバムは割とサビで落とす展開が多かったので、この曲の疾走感のあるサビパートは溜めてた分、聴いていてさぞ気持ちいいでしょうね。
M-8"Exit Summer"はハードコアな疾走ナンバー。サビは大合唱が起こりそうですね。こういう曲をしっかり一曲いれてくる辺り、自分らがどういう風なバンド(Pop Punk×Hardcore)として見られてるか、(意識的にか無意識的かわかりませんが)わかってますね。恐らく如何に良いアルバムでも、全曲Pop Punkだと、少々控えめな評価をされてたはず。
M-9"Unconditional"は恐らく、このアルバムで一番人気が出そうな曲。疾走感×グッドメロディは間違いなくキッズはノックアウトされますね。つまり僕はノックアウトされました。直球なファストポップパンクナンバー。
M-10"Product of the 80's"は彼ら的に80'sを意識した曲みたいですね。シンセを入れてみたり、メロディもパワーポップっぽくしたり。

Raphael


M-11"Raphael"は個人的に今作のベストトラックですね。前作のシリアスめな雰囲気と攻撃性を持っている気がします。やはり疾走感と、ツインボーカルならではの畳み掛けるようなボーカル、切れ味のあるリフだったり、ストーリー性のある展開力だったりと、彼らの持ち味に今作のメロディ性を重視したサウンドが上手く噛み合った曲だと思います。
M-12"Illuminated Youth"もまた、メロディック系な疾走感のある曲。やっぱりこういう曲を聴くと、彼らは変わってないなぁと思えますね。やっぱ良いバンドです。
M-13"Not as Bad"はこれから進んでいく道(方向性)にの彼らに希望しか持てない事をファンに教えてくれるような、彼らの集大成的な曲。


メロディはポップパンクからの影響も見て取れますし、哀愁感を感じるメロディックからの影響もあるように思えます。シリアスな雰囲気やリフなんかもEpitaphのバンドになったなぁって感じもしました。
メロディもロッキンなサウンドだったり、80'sパワーポップを意識したりと、サウンドの幅を広げようとしてるのを感じました。
バンドとして大きく成長・・・そうですね「成長」と捉える事の出来るアルバムだと思います。決して「迷走」ではないです。

ある種の即効性は前作、前々作よりも弱いかもしれませんね。分かりやすい曲・・・つまり前々作の"Work in Progress"~"We Do It for the Money, OBVIOUSLY!"だったり、"This Will Be The Death Of Us"だったりと、一聴してヤバイと思わせる曲が無いように感じてしまうんですよね。引っ掛かる刺の無いアルバムというか。
でもよく聴いてみると、その刺の無さも意図的に思える程、むらなく全曲よく練りこまれてるんですよね。ポジティブでポップなメロディは、今年の夏の必聴盤になること間違い無いし、何より、捨て曲らしい捨て曲がないというか。いや、そりゃ個々人の好みもありますけどね。
恐らく彼らはこのポジティブで元気一杯の曲達を、早くライブで披露して皆と一緒に盛り上がりたい気持ちで一杯なのではないでしょうか?そういった意気込みもこのアルバムからも感じれます。

ある意味パンクバンドに必要とも言われる、「粗さ」というものが無くなった今作ですが、同時にグッドメロディを奏でるポップバンドとしては格段の成長を遂げた彼ら。今後どのような道に進んでいくかわかりませんが、この先彼らについていくのは間違いではないと強く思わせてくれた今年一番のポップパンクアルバム。

Products of the 80's







  

洋楽いいとこ取りコンピ 「今年の夏はまったりしましょうよ(Ska/Reggae/Surf/Traditional)」




予め言っておきます。外れ企画です!(キリッ
最初はスカとか特集にしようと思ったんですけど、何ていうかゆったりした感じのスカの方が好きなので、レゲエっぽい感じの曲も出てきて・・・じゃあレゲエも入れようか?いやでも全然詳しくないぞ・・・じゃあ残りはサーフで・・・これ裏打ちじゃねえしな・・・どういう縛りで?・・・うむむ・・・ゆったり系?・・・そうでもない曲もあるしな・・・ってかスカな曲殆どなくなっちまったよ・・・あぁもうUSトラッド系のアーティストも入れちゃえ!
という試行錯誤の末、「今年の夏はゆったりまったりしましょうよ」という謎のタイトルになりました。

なので縛り基準が「何か良い感じにまったりしてるような気がする」としてはという非常に曖昧なものになっております。とりあえずまったりしてくれれば良いなと思います。もうネタが無いでござるよケンイチ氏。
  

Goo Goo Dolls / A Boy Named Goo (1995)



Rate: 9.7/10.0
Genre: ModernRock/Alternative/Powerpop
For Fans of: The Replacements, Lifehouse, Soul Asylum.
Country: New York, US.
Label: Warner Bros / Wea

  

(激PUSH盤) After Tonight! / Demo? (2011)



一言レビュー「日本のポップパンクは明るい」

Genre: Pop Punk/Hardcore
For Fans of: Hit The Lights, This Time Next Year, The Wonder Years.
Country: Tokyo, Japan.
Label: Unsigned

The Pillow View (Intro)
Sleeping In, In Seahaven (Feat. Tomo of IN YEARS TO COME)
What Does "Zeta" Mean Anyway? (Feat. Yosh of Yesterdayfall, Alex of Yonrinsha, Tomo of In Years To Come)

Myspace



物凄いバンドが出てきました。呆れる程にポップパンクが好きなのだ!と叫ぶかの如く高クオリティのポップパンクサウンドを展開。露骨にブレイクダウンを入れないのでもたついてる感じもなく、スカッと爽やか喉ごしスッキリな感じで(意味不明)、聴き終わった後凄く良い気分になれます。

こういう良いバンドが日本にはいるんだぜ!という熱いものを感じました。どうやら洋楽至上主義になりかけていた僕の劣等感を蹴り飛ばしてくれたようです。その爽快感はそれから来たのかな?

「邦楽パンクは洋楽には敵わない」なんて書いてあった記事を以前読んだのを今ふと思い出しました。その時は「敵う敵わないの問題じゃねえだろうがコンチクショウ」と怒ったものです。
日本で生まれて日本で生きた僕らが、自国の音楽(パンク)「全て」を否定するのは余りにも悲しすぎますよね。日本人にしか生み出せないメロディ・感覚ってあると思うんですよ。例え海外で中心になっているシーンの音楽だとしても。つまりパンクとか。

いや、そりゃ自国の音楽を全て愛してるわけじゃないですよ、僕も。嫌いなアーティストいっぱいいますし、同じくらい好きなアーティストもいる。海外の音楽も同じです。個々でバンドの好き嫌いを叫ぶことは人の勝手ですけど、シーン全てを批判するのもあまり宜しくないですよね。僕も良くやりますけど(笑)その度に反省してます・・・ショボーン・・・





僕らの耳に馴染むって言うのは、ひょっとしたら「日本人的なメロディー」だったりすることもあるんでしょうかね?だってやっぱり日本人が関わるメロディは、僕らの心にすとんと入ってくるんですよ。昔洋楽を初めて聴いた時に感じた違和感もなく。
このバンドのメロディも凄くストンと心に入ってくるんですよね。確かに発音上手すぎだし、メロディやアレンジも洋楽Pop Punkの影響を感じさせます。でもこのストンと心に入る感覚はやはり日本人が奏でているからなんだと思います。

歌詞も良いんですよね。このプレーヤーの曲名の部分をクリックすると歌詞が載っているページに飛ぶんですが・・・その歌詞がこう・・・青春!って感じでティーンに聴いて欲しいですし、僕らが聞いてもあの頃を思い出してグッと来ます。いや僕もまぁまだ24歳なんでティーンみたいなもんですけどね

こういう自国ならではの良い部分を出せているバンドを見ると凄く嬉しいですね。Channel 8、Yonrinsha、In Years To Come、Goonies Never Say Die等など、良質のポップパンクバンドがシーンに顔を出し始め、シーンもうねって盛り上がり始めています。そういう盛り上がりを見ると、僕らの国の音楽シーンは明るいんじゃないか?とポジティブな気持ちになります。

洋楽が好きな人の持つ「邦楽」というネガティブな印象を払いのけ、日本人が作る音楽というスタイルで世界(洋楽を聴く人たち)と戦ってきて欲しいです。

まぁこんなこと言っちゃって、本人たちが「邦楽なんてファックだよ」なんて言っちゃったらもう僕謝るしかないですよね。もう謝っておきます。ごめんなさい。

また長くなってしまいましたねすみません。もっとすっきり自分の思いを文章に出来たらなぁ。


(Live動画) Descendents / Live @Reading Festival (1997)



Set list
01. I'm Not A Loser
02. I Like Food
03. Clean Sheets
04. Coffee Mug
05. I Don't Wanna Grow Up
06. Rotting Out
07. Van
08. Sick-O-Me
09. Hope
10. I Wanna Be A Bear
11. She's My Ex (ALL)
12. When I Get Old
13. Fool (ALL)
14. Suburban Home

The Wonder Years / Suburbia I've Given You All and Now I'm Nothing (2011)



一言レビュー「前作のメロディ性の高さに力強さと疾走感が加わった良作」

Genre: Modern/Pop Punk/Punk
For Fans of: New Found Glory, Set Your Goals, Four Year Strong.
Country: Pennsylvania, US
Label: Hopeless

01. Came Out Swinging
02. Woke Up Older
03. Local Man Ruins Everything
04. Suburbia
05. My Life as a Pigeon
06. Summers in PA
07. I Won't Say the Lord's Prayer
08. Coffee Eyes
09. I've Given You All
10. Don't Let Me Cave In
11. You Made Me Want to be a Saint
12. Hoodie Weather
13. And Now I'm Nothing

Myspace

My Life as a Pigeon


前作もポップでエモーショナルなメロディを大事にしてる感じすごく好きでした。ただ今作は1stに置き忘れた疾走感を取り戻したような、パワーを感じます。それがたまらなく今の季節にぴったりで・・・そのバンドのポジティブなパワーが梅雨のじめじめを吹き飛ばす爽快感に変わるんです!

前作でスピードが物足らなかった人には待望のアルバムになるんじゃないでしょうか。その代わりメロディにしっかりフックがあった前作に比べ、リフや展開は覚えるんだけど、メロディが一発で覚えられない・・・みたいな感じでした。まぁ聞き込めば何の問題も無いんですが、前作は前作で素晴らしくキャッチーな良いアルバムだったって事ですよね。


Summers in PA


M-1"Came Out Swinging"、M-2"Woke Up Older"、M-3"Local Man Ruins Everything"は近年のカレッジテイストなメロディック系、エモ系のバンドに影響されたような哀愁漂うフレーズが飛び交うエモーショナルな曲。
M-4."Suburbia"はM-3とM-5を繋ぐ曲かな?
M-5"My Life as a Pigeon"、M-8"Coffee Eyes"、M-10"Don’t Let Me Cave In"、M-11"You Made Me Want to be a Saint"はイントロがもうNew Found Glory直系な感じのかっちょ良いナンバー!テンションあがりますよ!疾走!M-6"Summers in PA"もタイトルにサマーを付けるに相応しい爽やかポップナンバー。この曲はNew Found Gloryの名盤"Sticks & Stones"を髣髴とさせるポップネスを感じます。
M-7"I Won’t Say the Lord’s Prayer"はスロウテンポでシャウトなんかも聞こえる激情的な曲。
M-9"I've Given You All"は一曲入ってると安心するアコースティックソング。
M-12"Hoodie Weather"、M-13"And Now I’m Nothing"もスロウテンポ~ミドルテンポの聴かせるナンバー。


You Made Me Want to be a Saint

インディー的にエモーショナルな要素が増えましたが、それは味付け程度で、ポップさは失われていません。凄く聴いていて気持ちの良いスカッとしたアルバム。

激しめのパンクサウンドをやるバンドのトレンドのスタイルとして、インディーサウンド・エモーショナルさを強調する事が最近多いですね。確かにそれは胸にぐっと来るし、心を激しく揺さぶります。だからと言ってそれに皆シフトする必要は無いなぁと。大好きなポップパンクバンドもそっち方面に行くと・・・「お前もか・・・いや、格好いいから全然良いけどね?!良いけど・・・」みたいな気持ちになっちゃって(笑)

そういうスタイルが格好良い!と叫ばれる中で、こういうポップでキャッチーなのは気持ち良いだろ?!と影響力のある人気バンドが叫ぶことは、凄く意味のあることだと思います。ポップ・キャッチー=売れ線という考えではなく、ポップ・キャッチー=最高とポジティブな評価に繋がると思いますし。そういう意味ではAll Time Lowの新作はあまりポジティブな評価はしなかったけど、あれはあれで良かったんだろうな~と再評価・・・。

そういう意味でもこのアルバムは、ポップパンクの良さを若い世代に再確認させただろうし、メロディを大事にするバンドももっと増えてくるんじゃないでしょうか。そしてNew Found Gloryはやっぱ良いバンドなんだなと僕も再確認(笑)
そういえば今年はBlink182のアルバム出ますね!本当に楽しみだ。超速い初期もポップな中期もエモい後期も全部大好きです。

New Found Glory / Hit or Miss


Blink182 / Josie
  

Alex Goot / Songs I Wish I Wrote, Vol. 2 (2011)



一言レビュー「相変わらずの流行に敏感でナイスな選曲のカヴァー集第2弾」

Genre: Pop/Emo/Rock
For Fans of: The Rocket Summer, NeverShoutNever, Boyce Avenue.
Country: New York, US.
Label: mudhutdigital.com

1. The Lazy Song (Bruno Mars)
2. Born This Way (Lady Gaga)
3. Hold It Against Me (Britney Spears)
4. 2012 (Jay Sean)
5. Grenade (Bruno Mars)
6. E.T. (Katy Perry)
7. Please Don't Go (Mike Posner)
8. Breakeven (Falling to Pieces) (The Script)
9. Teenage Dream (Katy Perry)
10. Wonderwall (Oasis)

Myspace

The Lazy Song 


Bruno MarsやKaty Perry、Lady Gagaなんかは彼のフィーリングに合うのか、前作に引き続いてカヴァーの対象になってます。個人的に嬉しいのがThe ScriptのBreakevenが収録されていることです。後、Katy PerryのTeenage Dream。この2曲はかなり好きなので嬉しいですね。

アレンジはいたって普通ですし、歌がむちゃくちゃうまいわけじゃない。かと言って声に物凄い特徴があるかっていえば・・・少し癖がある程度。なのに何故彼の楽曲を聞いてしまうのか・・・ぶっちゃけ僕の場合・・・選曲です!(キリッ

いえ、冗談ではなく選曲なんですよね、彼の一番の魅力は。確かにマルチプレーヤーとして凄いとは思いますが、プロレベルで見れば彼くらいの実力者はたくさんいるのでしょう。やはりこのネットが普及した現代に於いて、検索をかけてヒットするアーティストの数も膨大に増えました。その中で引っかかる、あるいは目に付くキッカケは、自分の「好きな曲」・・・あるいは「流行のあの曲」だったりするんですよね。

後は・・・もう一つは基本的にアコースティックサウンドってことでしょうか。皆アコースティックバージョン大好きですからね。自分を出しすぎないシンプルなアレンジこそが彼の持ち味なのかも。

彼には聞き手が自分に何を求められてるか知ってる自己分析力が高い感じがします。そういう力・センスがこの再生数を生み出しているのだと思います。(ほぼ全て100万再生以上、しかも数カ月で)そして今作も「ほれほれ!お前らこの曲のアコースティックバージョンがいいんじゃろ?!」と言わんばかりの選曲です。

Teenage Dream 


「あれ?声も魅力的じゃね?」ってなってきた人は、もう完全彼のファンです。
「あれ?眼鏡がちょっとデカすぎじゃね?」ってなった人は、普通の感覚の人です。
「あれ?眉毛八の字描きすぎでエモくね?」ってなった人はもう訳分かんないです。

冗談はさておき、あのTシャツは自前なのだろうか。ゾウも同じ眼鏡かけてる(笑)

Breakeven 


後動画もPVっぽく綺麗に編集されてるし、音質も良いですし・・・動画の見やすさも魅力ですかね。魅力いっぱいありましたね(笑)いや、まぁでもやっぱり一番は選曲ってことが言いたかったんですよ。

彼の以前のオリジナルは何となくぱっとしない感じがあったんですが、最近のを聴く限りではヒットチャートの影響を良い感じで受けて、メジャー指向の楽曲になってきました。彼の場合良い傾向かもしれませんね。既にYoutubeのSSW界ではBoyce Avenueと共に有名な彼。リアルではどこまで活躍できるか、これからに期待ですね。

Alex Goot's Channel: http://www.youtube.com/user/gootmusic
※ここでこのアルバム収録のカバー全部聞けます。前作のも。
  

(激PUSH盤) Simple Plan / Get Your Heart On! (2011)



Rate: 9.0/10.0
Genre: Pop Punk/Powerpop/Rock
For Fans of: Yellowcard, All Time Low, Boys Like Girls.
Country: Quebec, Canada.
Label: Atlantic


Holy Ghost! / Holy Ghost! (2011)



一言レビュー「LCD Soundsystemが解散した今、DFAの看板を背負うのは彼ら!」

Genre: Electro/New Wave/Pop 
For Fans of: LCD Soundsystem, Friendly Fires, Classixx.
Country: New York, US.
Label: DFA Records

01. Do It Again
02. Wait And See
03. Hold My Breath
04. Say My Name
05. Jam For Jerry
06. Hold On
07. It's Not Over
08. Slow Motion
09. Static On The Wire
10. Some Children

Myspace

It's Not Over


前EP"Static On The Wire"のクオリティからいって・・・もう今作が名作ってのに疑いは1ミリもなかったです。DFAサウンド、あるいはディスコサウンド、果てはブルックリンのインディーサウンドが好きな人皆にオススメ!!
惜しむらくは"I Will Come Back"を何らかの形で入れてくれたら・・・もう間違いなかったんですけど・・・。ただ僕があの曲好きすぎるだけなんですけどね(笑)

そんなニューヨークはブルックリンのエレクトロポップデュオの1stアルバムをれぶー。

エレクトロサウンドを扱う人たちにとって80年代っていうのは憧れの時代なんでしょうね。恐らく聞き手にとっても。だから80年代のサウンドのような・・・ていう紹介や表現をするんだと思います。確かに綺羅びやかで明るくて派手で・・・それでいてクールでオシャレでノスタルジックで・・・と昼と夜の顔を持つサウンドに魅せられてしまいます。

このグループもそれに洩れずに「80年代の様な・・・」と表現されるグループ。アーバンで綺羅びやかなディスコサウンドは確かにそんな感じ。そしてちゃんとポップしてるんですよね。内に籠らずにちゃんとキャッチーでポップなテンションを外に放ってるっていうか。そういう華やかさもあの日のサウンドのよう。歌モノとして成立しているのも良いです。ただのレイヴミュージックじゃない。

Jam For Jerry


NYで昔から流行っている、アフロビートやサルサっぽさもリズムトラックから影響されてる感じあります。そういう所が打ち込みサウンドなんですけど、楽曲を肉感的にしているっていうか・・・ともかく力強いですね。

ライブでもバンド編成(ドラム、ベース、パーカッション、ヴォーカル、プログラミング的なアレ)でやっているのも、そういう正しくライブ感を2人が大事にしてるって事なんですかね。

Slow Motion


全曲に言えますけど、夜が似合います、本当に。ネオン街を颯爽と歩いたり、夜の電車にゆられながら聞いたりするとかなり雰囲気出ますよ。まぁこっちにネオン街なんて無いですけどね!!!

良曲ばかりそろった作品ですが、個人的にI Will Come Backを超える名曲は無かったです。本当にあれは素晴らしい!

I Will Come Back





洋楽いいとこ取りコンピ 「Bad Religionのマイベストアルバム作ってみた」



各アルバムから1曲だけ・・・という縛りで選曲しました。後期は割とすぐ決まったんですが、前期が物凄く迷いました。何だかんだ言って前期の方が思い入れが強い上に、超名曲揃い。後期も好きな曲はたくさんあるんですが、名曲度で言うと前期の方が素晴らしい曲が多いです。前期は名曲と、そうでない曲の振り幅が凄い気がします。

  

(90's Punk名盤選) Value Pac / Value Pac (1996)



一言レビュー「ここまで日本人の琴線に触れてくるメロディをやる洋パンクバンドも中々無いです!」

Genre: 90's Melodic/Punk/Powerpop
For Fans of: Mxpx, Slick Shoes, Valve Drive. 
Country: California, US
Label: Tooth & Nails Records

01. Graduation Day
02. One Way out
03. Come Back
04. Final Request
05. Happy Star
06. Blank
07. Sunday Christian
08. Missing You
09. Down & Out
10. Lean On Me
11. Sticks And Stones
12. Fun For Now
13. The Ballad
14. Loner
15. Brethren

Myspace

Missing You


本当に癖の無いパワーポップライクなメロディや疾走チューンは聞いていて気持ちが良すぎます。
日本のメロディックバンドValve Driveさんの名前もこのバンドの名前を意識したとか・・・。しかしそれくらい僕ら日本人にフィットするメロディラインですね。ある種この癖の無さが、人気爆発に至らなかった一つの要因かもしれませんね。知人に聞かせても大体がポジティブな感想が出てくる彼らのサウンド、人気がもう少し出ても良かったんですが・・・。後ジャケ・・・かな・・・(笑)

Leon On Me


これとかも洋楽メロディック好きはもちろん、邦楽メロディック好きもニヤリとしてしまうキャッチーなメロディじゃないですか?しかもこの1stアルバムはこれクラスの曲がゴロゴロしてるっていう・・・素晴らしいアルバムなんです。

Happy Star


何だかこういう犬にスカ調の曲を聴いてSublimeを思い出しました。あっちは確かダルメシアンのジャケでしたけどね。ともかくこういう西海岸サウンドも聴くと色々思い出して、昔のCD引っ張り出したくなります。ベースもバキバキいってて良い感じ。

今では大分印象の変わったTooth & Nailsですが、昔はこういう素晴らしいメロディックバンドがいたんですね。僕がこのレーベルを知ったのはAnberlinなので00'sエモの印象が強いレーベルでした。でもMxpxやSlick Shoes、Craig's Brotherが在籍してたのを知ると俄然このレーベルが好きになりました。「何だよ・・・やるじゃん!」みたいな(笑)かなり上から目線ですが(笑)

変わっていくレーベルのスタイルを悲しいと思っていましたが(最近のEpitaphとか)、消えていく・・・あるいは衰退していくレーベルを目の当たりにすると、無くなる位だったらスタイルを変えて続けていって欲しいとも思うようになりました。やっぱり思い出のレーベルからのリリースがぱったり無くなると悲しいですよ。Drive-ThruとかDrive-Thruとか・・・

Graduation Day

Still Rings True / Tear Down The Walls (2011)



一言レビュー「以前よりも攻撃性が増したシリアスなメロディックハードコア」

Genre: Melodic/Hardcore/Punk
For Fans of: After The Fall, In-Sane, Such Gold.
Country: New York, US
Label: Third Time Lucky Records

1. Tear Down The Walls
2. This Is A Threat
3. What We Carry Inside
4. Beyond Repair
5. Take It Back
6. Until The Day
7. I Am The Ghost
8. Empty Words
9. Anger Is A Gift
10. All We Need

Myspace

Beyond Repair


前作の1stフルアルバムは、セルフリリース故かバラエティに富むアルバムでした。ポップパンクや、最近のポップコア的展開を見せたり、はたまた高速メロディックを思わせるような疾走感溢れるナンバーだったりと・・・彼らが影響された音楽を知ることができた一枚と言えます。

今作は一転・・・というわけでもないですけど、前作の高速メロディックにあたる、攻撃的な曲がひしめいています。畳み掛けるリフやヴォーカルの熱い歌い方が一番の魅力であり、そこが攻撃的とも言えます。In-SaneとかRaised By Apesみたいに熱い3ピースメロディックバンドが好きな人にもオススメですね。


All We Need


どこかアメリカっぽくないカナダメロディックのような硬質さみたいなのを感じるんですよね。音作りとかもシャリシャリしててそれっぽいし。そういうのが良い感じに切迫感やらシリアスさを出せてるのかな。彼らと同郷のNYのバンドAfter The Fallもカナダっぽいな~って思ってたんですが、違うんですよね。そういった意味でもAfter The Fall好きにもオススメかも?

ある種前作のようなバラエティに富んでいて、尚且つ流行のサウンドを取り入れていた方が、一発目の試聴後の耳当たりの良さも人気も出そうな感じがしますが、それを良しとはしなかった彼ら。その変化をプラスと取るかマイナスと取るかは正しく聞き手次第ですが・・・僕個人としては、つまり変わった・変化というよりは、彼らの音楽的スタイルの一つの側面に過ぎないのでは?って感じ。
彼らの前作から見るに、また何かのきっかけでスタイルを変更しそうな感じもします。なので今作の評価としては「これはこれであり!」という感じですね。これ以降ずっとメロディックって気もしないんですよね。また次のEPなりアルバムなりでどんなStill Rings Trueのスタイルを見せてくれるか楽しみです。
予想としてはPolar Bear Clubみたいな感じになるとか。


彼らのキャリアの全てをディストロしてくれているPUNX SAVE THE EATRHさんが今作もディストロして下さるそうです。僕も何度かお世話になりましたけれど、迅速な対応でいつも素晴らしいです。気になった方は是非チェックを。


Still Rings True "Tear Down The Walls" 1000円(予定)
注文方法
  

(激PUSH盤) Friendly Fires / Pala (2011)



一言レビュー「ノスタルジック・ポップサウンドの素晴らしき開放」

Genre: New Wave/Electro/Dancepop
For Fans of: Depeche Mode, Delphic, Hurts.
Country: Hertfordshire, UK.
Label: XL Recordings

1. Live Those Days Tonight
2. Blue Cassette
3. Running Away
4. Hawaiian Air
5. Hurting
6. Pala
7. Show Me Lights
8. True Love
9. Pull Me Back To Earth
10. Chimes
11. Helpless

Myspace

Live Those Days Tonight


個人的に、完全に前作を超えてます。前作はポストパンクやらシューゲイズやら、「インディーロックバンド」っぽいサウンドでしたが・・・今作はハウスっぽい感じのシンセポップサウンドをバックトラックに、時にノスタルジックに、時にソウルフルに歌い上げる、お洒落でキャッチーなダンスアルバムに。

サウンドからも80年代ポップスへの更なる傾倒を感じれますが(日本盤のボーナストラックではデペッシュ・モードのカバーもあるくらいですし)、上記の"Live Those Days Tonight"のコーラス部分の歌詞からも、セカンド・サマー・オブ・ラブへの憧れと取ることも出来ますよね。
「あの輝いていた時代に戻りたいけれど、もうあの熱さを感じる事はないだろう。それでも僕は今を生きてく。」みたいな?

Blue Cassette


この曲の開放感ったらないですね。たまらんです。あの時代の音をやりたいけど、ただの模倣じゃなくて、今を生きてる彼らにしか出来ないアプローチで挑んでるからこそ、ノスタルジックでポジティブなサウンドなんでしょうか。

後はやっぱりダンスミュージックであるが故に、レイヴ感を優先させてしまいがちですが、ちゃんと歌物としてメロディーがしっかりしてて、聴いていて気持良いんですよね。パーカッションの一つとしての
ヴォーカルではなく、ちゃんと主旋律を担う楽器として扱ってますし。


※スタジオセッションしてるような動画を発見しました。クオリティ高いです。

Live Those Days Tonight (Lightbox Session)

Blue Cassette (Lightbox Session)

Hawaiian Air (Lightbox Session)

Show Me Light (Lightbox Session)


こういった演奏を見てると、ライブでの再現率も期待できそうですね。ライブで一緒に空間を共有しながら、この演奏をやられたらちょっとトリップしちゃいそうですね。レイヴ感ってのは攻撃性だけじゃないんだな、って改めて教えてくれた名盤。いや、名盤は言い過ぎかもしれないけど、今年のトップアルバムの1枚なのは間違いないです。




Ben Harper / Give Till It's Gone (2011)



一言レビュー「シングルを聞いてロックアルバムと勘違いして買うと痛い目見るので注意」

Genre: Blues/Rock/Folk
For Fans of: Neil Young, Lenny Kravitz, G.Love
Country: California, US
Label: Virgin Records

1. Don't Give Up On Me Now
2. I Will Not Be Broken
3. Rock N' Roll Is Free
4. Feel Love
5. Clearly Severely
6. Spilling Faith
7. Get There From Here
8. Pray That Our Love Sees The Dawn
9. Waiting On A Sign
10. Dirty Little Lover
11. Do It For You, Do It For Us

Myspace

Rock N' Roll Is Free


ニール・ヤングにもろ影響を受けて書いた曲だそうです。成程確かにソレっぽい。シンガーソングライターとしての立ち位置故に、作品毎に顔色を変えるベン・ハーパーのアルバムは、手に取るまでワクワクしますが、同時に悪い意味でドキドキもするんですよね。「これ・・・大丈夫かな・・・」みたいな(笑)個人的に彼だったら間違いないみたいな安心感が無い・・・っていうかそこまで信頼しきれていないのは、ファンじゃないからか・・・(笑)

今作はというと、可もなく不可もなく・・・って感じ。シングル"Rock N' Roll Is Free"がああいうベン・ハーパー流USトラッドロックだったので、そういうアルバムかな?と思わせといて、ゆったり内省的なフォークソングやらブルースナンバーやら・・・と拍子抜け。まぁそうは言ってもしっかりロックしてる曲も散りばめられており、彼の言うように「ここ一年半の音楽的声明」という、最近インスパイアされた音楽がアルバムに詰まっているんでしょう。

Clearly Severely


Dirty Little Lover


まぁでも僕はやっぱり彼のファンクだったりロックな曲が好きだったりするので、"Rock N' Roll Is Free"や"Clearly Severely"、"Dirty Little Lover"といった泥臭いロックナンバーばかりプレイしてしまいます。

そう言えば、THE BEATLESのリンゴ・スターがドラム&共作で「Spilling Faith」と「Get There From Here」に参加しています。好きな方はこちらもチェックですね。僕はビートルズに詳しくはありませんが、好きな人曰く「凄くらしいプレイが聞ける」そうです。





  

Living With Lions / Holy Shit (2011)



一言レビュー「駆け巡れ哀愁」

Genre: Melodic/Punk/Hardcore
For Fans of: Daggermouth, Polar Bear Club, Broadway Calls
Country: Canada
Label: Adeline Records(US)/Black Box Recordings(CAN)/Ice Grill$ Records(JPN)

1. Pieces
2. Regret Song
3. In Your Light
4. Honesty, Honestly
5. Whatever You Want
6. Maple Drive Is Still Alive
7. Wake Up
8. Matthew's Anthem
9. Rough Around The Edges
10. When We Were Young

Myspace

Honesty, Honestly


ぶっちゃけ前作1stフルに関しては、あまりしっくり来てなくて。最初聴いた時は良い!と思ったんですけど、よく聴いたら1st EPの方が好きになってて。こう・・・なんていうか攻撃性だったり、メロディ性だったりが振り切れてなかった印象で、ちょっと中途半端だったかなぁと。

でも今作でそれらは解消されてました。むしろ聞けば聞くほど良い印象になっていくスルメアルバムになっています。こうやってレビュー記事書いてる今も好きになっていきます。
ヴォーカルが元Misery SignalsのStuへと変わった事により、哀愁と力強さが加わりました。本当に良い声しています。ライブ動画を見ると更に良い味出してます。

Matthew's Anthem


全体を通して、速い曲もあればじっくり聞かせる曲もありますが・・・何ていうか全曲そうなんですが、切なさを噛み締めて歌ってる感じがあって、その実直さに聴いていてグッと来ます。じっくりと聞き手も色々と噛み締めながら聴いて欲しいですね。

そしてPVやライブ動画を見てると、皆凄く良い顔して演奏してるんですよね。やっぱそういうバンドの音楽は聴いていて気持ちが良いです。恐らくライブを見たら一気にファンになってしまうんでしょうね。

Whatever You Want


LIVING WITH LIONS / Holy Shit - 国内盤CD w/LWLステッカー

Jody Has A Hitlist / Choose Your Battles (2011)


一言レビュー「待望の正式EP…でも個人的に突き抜け切れてない感が…」

Genre: Emo/Rock/Pop Punk
For Fans of: Not Advised, Paige, Steer Clear
Country: Dublin, UK.
Label: Unsigned

1. Through It All
2. Hit Me Like a Hurricane
3. Missing Out, Moving On
4. Nobody’s Looking At You
5. Comebacks Aren’t Your Thing
6. Light the Fuse and Run


1stフリーEPからレビューし、期待しまくってるアイルランドのポップパンクバンド、Jody Has A Hitlistの3rdEP・・・あるいは、これが正式な1stEPなのか。
※それまでのはフリーEPで、今作からちゃんと販売されている。それまでのEPはこちらで現在もフリーダウンロード可。

Hit Me Like a Hurricane

冒頭の一言レビューで割とネガティブな事を書きましたが、良いEPであることは間違いないですし、こういうスカっとするエモーショナルロックが好きな人はマスト作品です。ただこう6曲中2曲過去作品にも収録されていた曲っていうのと、キラーチューンらしいキラーチューンが無かったかなぁってのが少し残念でした。ただ、僕の胸を突き抜けるような曲が無かっただけで、サウンド・曲自体のクオリティは高く、「いやいやこの曲はキラーチューンだろ!」って反論がある人もたくさん居ると思います。

前作、前々作のフリー音源である、"Just Over A Year""Boy Caught Envy"が僕にどストライク過ぎて・・・疾走感、エモーショナルさ、高揚感、爽快感全てが突き抜けていて。そういった曲が一曲でもあれば嬉しかったかなぁという作品。確かに作品としての完成度は明らかに上がってるんですけどね。

でも今でも大好きなバンドなので、今後も期待しています。次作はフルで楽しませてくれ!!

Just Over A Year


  

The Swellers / Good For Me (2011)



Rate: 9.0/10.0
Genre: Punk/Melodic/Hadcore 
For Fans of: Rise Against, Useledd ID, Bodyjar.
Country: Michigan, US
Label: Fueled By Ramen

  

(激PUSH盤) Foster the People / Torches (2011)



<一言レビュー>「エレクトロ(ハウス)×インディーポップ=最高」

Genre: Electro/Indie/Pop
For Fans of: 
Peter Bjorn and John, Tahiti 80, Memory Tapes.
Country: California, US
Label: Startime International


1. Helena Beat
2. Pumped Up Kicks
3. Call It What You Want
4. Don t Stop (Color On The Walls)
5. Waste
6. I Would Do Anything For You
7. Houdini
8. Life On The Nickel
9. Miss You
10. Warrant

Myspace

Helena Beat

※これはPVではなくファンが作ったビデオです。

もうたまらんバンドがLAからやってきました!LAといえば2度の来日経験があって日本でも人気のLocal Nativesや、Sub Popの人気バンドNo AgeもLA。後は今年のFuji Rock '11に参加予定のFuneral PartyもLAでしたね。とまぁ近年のNY(ブルックリン)人気に負けずに、クオリティの高いアーティストを輩出している、LAインディーシーンからまたまた素晴らしいバンドが登場!!

その名もFoster the People!3人(ライブでは+2?)編成で何処かヘナヘナなエレクトロ×インディーポップ/ロックを展開する彼らですが、上記の"Helena Beat"を聴いてもらえればわかりますが、ど派手で綺羅びやかなエレクトロサウンドではなく、ハウスっぽいアーバンなサウンドが主張しすぎずに広がっていきます。ここら辺のクールなセンスはKitsuneのアーティストっぽいです。
特に2:53以降の展開はムチャムチャ好きです。

I Would Do Anything For You


個人的にこの曲が今作のベストトラックです。0:57~のピアノっぽいシンセのフレーズがたまらなすぎます。コーラス部分も凄くキャッチーで、バックトラックも良い感じに浮遊感があって、聴いていて凄く心地良いです。手拍子+シンガロングも出来てライブも楽しそう。後半につれてどんどん音が重なってく感じも曲の盛り上がりを助けています。良曲!!

Pumped Up Kicks


前作EP収録のこの曲が海外の有線でこれが良く流されて、人気に火が付いたのだとか。正直僕はそこまでこの曲にグッとはこなかったんですけどね。まだまだ聞き込みが足らないのかしら。

まぁなんにせよ、目が離せないシーンですね!LAインディーシーン!正直パンク/ハードコアシーンしかあまり地域差を気にしていなかったので、こういうムーブメントにもチェックいれていきたいなぁと思っています。




  

洋楽いいとこ取りコンピ 「最終的にはSoul/R&Bですよね」 [Side '72-'89]



続いてSide '72-'88と称して、言うなれば古きよきソウル黄金時代の後期特集の記事であります。



  

洋楽いいとこ取りコンピ 「最終的にはSoul/R&Bですよね」 [Side '55-'72]



最終的にはSoul/R&Bですよね。まさにそういう状況になっている最近の僕。日頃から「グッドメロディ!」とか「腰にグッとくる」とか「グルーヴ」とか言ってるんですが、それが全部入ってるんですよね、ソウルミュージックって。特に80'sまでのソウルミュージックが素晴らしく好きで。その頃までは、まだ音楽として肉体的なんですよね・・・シンセサイザーとか打ち込み要素は使っていたとしても。それは僕(聞き手)のハートに向かって直接打ち込んでくるようなビートだったり、体を自然に動かしたくなるようなフィーリングだったりと、今の装飾過多なSoul/R&Bにはない、芯の部分でスイングしてるモノがあって・・・それがたまんないんすよね!


Atlas Losing Grip / State Of Unrest (2011)



Rate: 9.5/10.0
Genre: Fast Melodic/Hardcore/Punk
For Fans of: Satanic Surfers, Enemy Alliance, Venerea.
Country: Skåne län, Sweden.
Label: Black Star Foundation


The Human Project / Trials (2011)



Genre: Fast Melodic/Hardcore/Punk
For Fans of: Atlas Losing Grip, Ignite, Insane.
Country: Leeds, UK
Label: Unsigned

01. Trials
02. The Best Form Of Defence
03. The Fall
04. How
05. Control
06. Bee's Knees
07. The Battle Of Wastings

Myspace

The Best Form Of Defence


やべええええ!こいつは良いバンド見つけました!Igniteばりにハイトーンボイスとしゃがれボイスのツインボーカルも素晴らしい。Atlas Losing Gripばりに歌いあげるメロディ、Insaneのように熱く畳み掛けるサウンドもまた格好良い!

途中「?!」ってなる展開とかありますが、そこら辺は作を追うごとに洗練されていくのでは?と前向きに捉えてます。他の微妙な部分が見えなくなるくらい熱い作品です。

Control


1stフルとかはFond Of Life Records辺りから出てくれないかなぁ。EP全体通して聞いても捨て曲がある感じもないし、かなり力の入った作品だし・・・これから人気出て欲しいです!




(激PUSH盤) Algernon Cadwallader / Fun (2011)



Rate: 9.5/10.0
Genre: Indie/Emo/Experimental
For Fans of: Cap'n Jazz, American Football, Joan of Arc.
Country: Philadelphia, US
Label: Be Happy/Protagonist Records


  

All Time Low / Dirty Work (2011)



Rate: 7.8/10.0
Genre: Powerpop/Pop Punk/Pop Rock
For Fans of: Butch Walker, Bowling For Soup, Forever Sickest Kids. 
Country: Baltimore, US.
Label: Interscope,/DGC/Geffin

1. Do You Want Me (Dead?)
2. I Feel Like Dancin'
3. Forget About It
4. Guts
5. Time - Bomb
6. Just The Way I'm Not
7. Under A Paper Moon
8. Return The Favor
9. No Idea
10. A Daydream Away
11. Heroes
12. Get Down On Your Knees And Tell Me You Love Me
13. My Only One
14. That Girl

Myspace

Do You Want Me (Dead?)


恐らく、All Time Low史上最も普遍的なポップアルバムであるが故に、最も好みの分かれる作品だと思われます。何だかどういう事がしたいのか良く分からないようなどっちらけ感は否めませんが、彼らの持つ高いメロディセンスで、「実験的とも取れる・・・」というポジティブに受け取れるレビューも出来ますけど。

まぁ事実、6人ものプロデューサー達と共作をしたりして出来上がった14曲故に、彼らの中の引き出しが増え、そういう意味では実験的作品とも言えます。なので、この曲とこの曲は好きだけど・・・これは微妙・・・という状態になった際、誰との共作か調べる事で好みのプロデューサーがわかるかも。それくらいプロデューサーによってばらつきがあるように思えます。特にブッチのプロデュースは一発で分かるくらいブッチナンバーって感じ。

でもやっぱり昔からのファンが彼らに求めるといったら、"Coffee Shop Soundtrack"だったり"This Is How We Do"だったりする、Blink182~NFG~の系譜を感じさせる疾走ポップパンクなんだと思います。(ATLからしたら知った事じゃないんでしょうけど(笑))

今作ではJohn Ferdmanプロデュースの"That Girl"が最も「らしい」感じの曲だったと思います。そういう曲を演る事や作る事が嫌になったのではない・・・という風にも取れるます。
なので、今作によって引き出しが増えたのであれば、次作はセルフプロデュースとかでじっくりやって欲しいかなぁって気がしました。もちろん、速い曲もありで!!

※ただ売り出し方の煽り文句で「原点回帰!!」みたいなのはフラグなので本当に勘弁して下さい・・・

Heroes


そして最終的に思ったのが、パンクに精神的な成熟って必要なのだろうか。少なくとも大半のパンクファンは初期衝動を大事にしてると思うんですよね。音楽的には引き出しが増えたりすることは良いんだろうし、アレンジに幅ができるのも良いと思うんですけど・・・ことパンクという(ある意味)特殊なジャンルに於いて、変化球ってのは果たして有りなのか、無しなのか。
まぁ人それぞれ影響を受けたパンクは違うし、考えも人の数だけあるので何ともいえないんですけどね。
この僕の疑問に答えなんて無いだろうし、僕自身の考えもよく分からない有様ですし。初期が好きなバンドもあるし、後期の成熟した方が好きなバンドもあるし・・・う~ん。
皆さんの考えはどうなんでしょ=3
  

United To Save / Welcome To Spring Break EP (2011)



Rate: 8.0/10.0
Genre: Pop Punk/Powerpop/8bit
For Fans of: Forever The Sickest Kids, Chunk! No, Captain Chunk!, All Time Low.
Country: France
Label: Unsigned

  

(Free Download) Bryce Avary / His Instruments and Your Voices (2011)



Rate: 8.6/10.0
Genre: Emo/Pop/Rock
For Fans of: Dashboard Confessional, The Morning Of, NeverShoutNever.
Country: Texas, US.
Label: Island Def Jam

洋楽いいとこ取りコンピ 「イタリアン・スクリーモ特集」



最近僕のブログで企画物が多いですね。まぁ前々から言ってますけど、こういう事がやりたくて始めたブログですから。イベントでDJやられてる方たちなんていうのは、こういう自分コンピみたいな選曲でフロアに流して、自分のフェイバリットソングを共有出来るんですもんね・・・素晴らしい・・・畜生・・・
とまぁ若干やっかみ気分で始まったわけですが、今回もパクリ企画です。周りで地域モノの特集をやってるという事で、また思ったわけです。「パクろう」と。

後輩が「Hopes Die Lastかっけー」みたいな事言っていたので、「じゃあイタリアで・・・」という軽い気持ち。イタリアのバンドは割とUnderoathとかに引き合いに出されることが多いみたいですね。

情報協力:xoxoxoさん(http://emoscreamo.blog99.fc2.com/
ありがとうございました。

  

Lower Than Atlantis / World Record (2011)



Rate: 8.4/10.0
Genre: Alternative/Rock/Melodic
For Fans of: Failsafe, Title Fight, We Are The Ocean.
Country: Watford, UK
Label: A Wolf At Your Door Records/Sumerian Records


Flogging Molly / Speed of Darkness (2011)



Genre: Celtic/Punk/Folk
For Fans of: The Dubliners, The Pogues, Dropkick Murphys
Country: California, US.
Label: Borstal Beat Records/Bullion Records

01. Speed Of Darkness
02. Revolution
03. The Heart Of The Sea
04. Don’t Shut‘Em Down
05. The Power’s Out
06. So Sail On
07. Saints & Sinners
08. This Present State Of Grace
09. The Cradle Of Humankind
10. Oliver Boy (All Of Our Boys)
11. A Prayer For Me In Silence
12. Rise Up

Myspace

Don't Shut 'Emo Down


何ちゅーか良くも悪くもFlogging Molly節の作品になるだろうな…と思ってたら、まぁ確かに彼ららしいアイリッシュな作品に出来上がりましたが、やや落ち着いた印象に。よりアイリッシュトラッドな要素が強くなり、下手したら全てケルト民謡のカバーなのでは?と思える程。The Poguesのようなパンク的なアプローチがあるバンドから、よりフォーキーなThe Dublinersのようになった・・・っていう感じ?

僕はフォーキーな作品は大好きなので全然有りですね。どんちゃん騒ぎの彼らも好きですけど、たまにはこういうのもイイもんです。それでライブではギアを入れ替えたテンポで、こういった曲でも盛り上げてくれるわけですから、彼らはやはり素晴らしいライブバンドなんですね。

Revolution 


まぁそうは言っても、"Speed of Darkness"や"Revolution"、"Saints & Sinners"のようにノリノリの曲もありますし、"Drunken Lullabies"しかそんなに聴いたこと無い・・・っていうFlogging Molly初心者にもイケるアルバムだと思います。

僕的には"This Present State of Grace"のようにゆる~い曲も大好きなので、そっちもオススメです。途中の足踏み&手拍子がたまらん。

This Present State of Grace


国内盤をAmazonで買うとFlogging Mollyのコルクコースターがつくそうな。ほ・・・欲しい・・・




  

Fireworks / Gospel (2011)



Rate: 9.7/10.0
Genre: Emotional/Pop Punk/Punk
For Fans of: New Found Glory, The Movielife, The Wonder Years.
County: Detroit, US
Label: Triple Crown/ICE GRILL$ RECORDS


洋楽いいとこ取りコンピ 「80's Hard Rockバンドのバラード特集」


どうも告知してから一週間近く経ちましたが、重い腰を上げこの企画をすることにしました。
まぁ何でちょっと時間がかかったかというと、このジャンルってのが中々に地雷ジャンルというか・・・(笑)
やはり70's~80'sは恐らく最もHard RockとMetalの垣根が無かった時代ではないでしょうか?そういった意味で人によって分け方が違うわけで・・・そしてこの記事のタイトルを80's Hard Rockと銘打ってしまったので・・・これは〇〇じゃねえよ!と言われてしまうとどうしようもないわけで・・・(笑)
自分が詳しいと胸を張れるジャンルであれば、ある程度の反論というか理由も話せるんですが、いかんせん僕は80年代をリアルタイムで知らない世代なので何とも・・・

まぁそれでも好きな音楽なので、やっぱ記事にしたいなぁという事で僕なりにHR/HM関係なく、僕が大好きなバラードを選曲してみました。中にはアリーナロックやハードポップなんて言われてるジャンルのバンドもあるかもしれません。要はスケールのデカ目のロックをやるバンドのバラード集ってことで。知らない人は好奇の目で、詳しい方は暖かい目で見守ってください!!(笑)

  

(90's Punk名盤選) Big Drill Car / No Worse for the Wear (1994)



Rate: 9.8/10.0
Genre: Punk/Rock/Powerpop
For Fans of: All, Dag Nasty, Cheap Trick
Country: California, US
Label: Cargo/Headhunter Records
Myspace


(90's Punk名盤選) Gameface / Three To Get Ready (1995)



Rate: 9.7/10.0
Genre: Emo/Punk/Melodic
For Fans of: The Tank, Saves The Day, Valve Drive.
Country: California, US
Label: Dr.Strange Records
Myspace