洋楽いいとこ取りコンピ 「ミュージカル名曲選」



周りにミュージカル好きがいるのかいないのかわからないので、こういう記事を書いて反応を待つという小賢しい企画です。
でも本当にミュージカルが好きです。舞台の方は中々見れる機会が無いので、映画の方が多いですが、いつか舞台の方もたくさん見てみたいです。結構偏りがあったり、メジャーどころばかりですが良かったら映画の方もレンタルして観てみてください。どれも素晴らしい作品です。

敢えてあらすじは書きません。記事が長くなって読みにくくなってしまうので。ただでさえ読みにくいのに(笑)曲を聞いてピンときたり、気になった方は是非チェックしてみて下さい!

Tracklist

※タイトルはわざと邦題にしています。邦題の方が有名な作品も多いので。

01. オズの魔法使い - Over The Rainbow ('39)
02. 錨を上げて - The Worry Song ('45)
03. 踊る大紐育 - New York, New York ('49)
04. 雨に唄えば - Singing In The Rain ('52)
05. バンド・ワゴン - That's Entertainment ('53)
06. メリー・ポピンズ - Supercalifragilisticexpialidocious ('64)
07. サウンド・オブ・ミュージック - Edelweiss ('65)
08. アニー - Tomrrow ('82)
09. リトルショップ・オブ・ホラーズ - Mean Green Mother from Outer Space ('86)
10. ダーティ・ダンシング - (I've Had) The Time of My Life ('87)
11. ヘアスプレー - You Can't Stop The Beat ('88)
12. 天使にラブ・ソングを…2 - Joyful, Joyful('93)
13. ムーラン・ルージュ - Your Song ('01)
14. レント - Seasons of Love ('05)
15. ウィケッド - Defying Gravity ('05)
16. プロデューサーズ - Keep It Gay! ('05)
17. ハイスクール・ミュージカル - Start of Something New ('06)
18. 魔法にかけられて - So Close ('07)
19. グリー - Teenage Dream ('10)

オズの魔法使い - Over The Rainbow ('39)


やはりこれでしょう!ややアクが強い感じの映画なので、幼少期に見ると何となく嫌悪感が・・・という人も回りにいましたが、僕は何故か大丈夫でした。恐らく6歳の時の学芸会で「オズの魔法使い」をやって内容を知ってたからでしょうか。
退屈な現実をモノクロで表現して、虹の向こうの夢の世界(オズの世界)にはカラーと対比させるという手法も良いですが、やはり楽曲も素晴らしいと思います。流石メトロ・ゴールドウィン・メイヤー!!



錨を上げて - The Worry Song ('45)


「ジーン・ケリー×MGM=最高」という図式は間違い無いですね。同じMGMの「トムとジェリー」のジェリーとジーン・ケリー扮するジョゼフの夢(?)の共演です。タップのシーンは本当に素晴らしいです。ジェリーの床の影の部分の描写も細かいです。



踊る大紐育 - New York, New York ('49)


New York, New York from Kelli Marshall on Vimeo.
これもまた素晴らしい作品。同じく水夫が休暇中に抜け出して起こる一騒動・・・って話なので、「錨を上げて」の姉妹作品とされているそうです。出演者もフランク・シナトラにジーン・ケリーでMGM作品ってくらいですから正にそうですよね(笑)
観ていて何だか楽しくなってくるという「ミュージカル楽曲」のお手本のような曲。



雨に唄えば - Singing In The Rain ('52)


個人的に、ミュージカル最高傑作。楽曲・ダンス・テンポ・ストーリーが素晴らしすぎます。
こんな憂鬱な雨の日も思わず楽しくなってしまうこの楽曲の魅力ったらないです!流石に色んな理由から真似(傘をささずに雨に打たれて歌う)は現在出来無いですが、こんなシャレオツな事してみたいですね。
このジーン・ケリーの名演もさる事ながら、ドナルド・オコナー扮するコズモの"Make 'Em Laugh"が素晴らしすぎます。正直主演のジーン・ケリーを食いかねない演技でした。
最後も痛快でスカッとするハリウッド的なオチで凄く楽しく見ることが出来ます。オススメです!



バンド・ワゴン - That's Entertainment


メトロ・ゴールドウィン・メイヤー4連発!(笑)いやしかし本当に凄いんですよ、この時期のMGMは。
これぞミュージカル!という基本形を創り上げたような映画です。この映画のストーリー・展開・現代のミュージカルに与えた影響は計り知れないと思います。
この映画もまた上記の「雨に唄えば」のように、移り変わり行くショウビズの世界において、取り残されそうになる人達に立ちはだかるその壁を、新たにぶち破らんとする話です。まさに「これぞエンターテインメント!(That's Entertainment!)」



メリー・ポピンズ - Supercalifragilisticexpialidocious ('64)


そしてここでディズニー。これは母が好きで、そのせいか一番最初に観たミュージカルかもしれません。ディズニーお得意のハッピーでキャッチーなメロディにアニメーションを織りまぜた、まさにお家芸。最終的には大団円(?)になる幸せな映画です。
あと、煙突掃除の歌が凄く好きです。あのジャンプして体を傾け、両足の裏と裏を拍手するようにぶつけるあの動きが好きで。高校時代真似したら、膝から着して皿が割れそうになりました。



サウンド・オブ・ミュージック - Edelweiss ('65)


上記のメリー・ポピンズ役でアカデミー主演女優賞を獲得し、いちやく時の人となったジュリー・アンドリュースの主演映画。これがまた当たり役で、しかも映画も超大ヒット。日本で一番有名なミュージカル映画かもしれませんね。話の内容も道徳的であったりして、学校の音楽の時間で流されることもあります。
どの曲もどこかで聴いた事がある名曲ばかりです。観たこと無い人は是非見てください!



アニー - Tomrrow ('82)


これもまた長い間愛されている作品ですね。現在もたまにミュージカル(舞台)公演されてたりしますよね。子役に於いてアニー役を射止めるってのは凄く重要な事っぽいです。
単純な展開と、やや子供向けを狙ったわかりやすい演出が賛否両論らしいですが、個人的には大好きです。



リトルショップ・オブ・ホラーズ - Mean Green Mother from Outer Space ('86)


アラン・メンケンの出世作とも言える舞台「リトルショップ・オブ・ホラーズ」の映画化です。楽曲も「らしい」ソウルフルなものが多く、アラン・メンケン好きにはたまらない映画となっています。映画→舞台化→その舞台を映画化したのがこの映画なのですが、最初の映画がC級的なホラー映画なので、この映画自体もそういうC級的な空気感が終始漂い続けます。それでも大丈夫という方で、アラン・メンケン好きは是非チェックを!
ちなみにこの楽曲でアカデミー賞をノミネートしています。



ダーティ・ダンシング - (I've Had) The Time of My Life ('87)



一気に毛色が変わります。「天使にラブソングを」の監督のエミール・アドリアーノ氏が手がけた人気ミュージカル映画。確かに言われてみれば物語の演出とかが「天使にラブソングを」っぽいです。この映画の時点で既に人気振付師であったケニー・オルテガ氏は後に「ハイスクール・ミュージカル」という大ヒットミュージカル映画の監督に。主演のパトリック・スウェイジも「ゴースト/ニューヨークの幻」の主演で有名ですね。



ヘアスプレー - You Can't Stop The Beat ('88)



※ラストシーンです。ネタバレ注意です。嫌な方は飛ばして下さい。別にオチ見ても良いやという人は動画を見てください。
最後のシーンはその人種差別も何もないごちゃ混ぜになりながら踊りたくるというシーンが素晴らしすぎます。クリストファー・ウォーケンにジョン・トラボルタ(しかもデブで女役)と豪華な顔ぶれ!「X-Men」のサイクロプス役で有名なジェームズ・マースデンの司会役もイイ感じ。何となくジム・キャリー意識してるのかな?
最後も凄くアメリカ的で「細かいこと抜きにしてとりあえずハッピーエンド!」な感じがたまんないです。曲も凄くアッパーでハッピーな感じ!



天使にラブ・ソングを…2 - Joyful, Joyful('93)


困った時は「天使にラブソングを」というくらい、よく週末にこの映画をテレビで見かけますね(笑)
90年代を象徴した空気感の映画で、この映画を思春期にハマってしまったせいで、90年代の映画ばかり見ている人も居る筈。ゴスペルを90's R&B/Black Contemporaryにしてしまうのは凄く格好良かったですね。
この曲のMarvin Gayeの"Ain't No Mountain High Enough"のアレンジver.が素晴らしくて、コレ聞いてMarvin Gayeに辿り着いてハマりました。後ウェンディ・マッケナ可愛すぎ。アレで吹き替えが矢島晶子ってのが更にたまらんです。



ムーラン・ルージュ - Your Song ('01)


新人作家であるクリスチャン(ユアンマクレガー)を公爵だと勘違いし、利用しようとするサティーン(ニコール・キッドマン)ですが、咄嗟に自作の詩を朗読するクリスチャンに・・・というシーン。
まぁ自作の詩と言ってもElton JohnのYour Songなんですが。それをミュージカル調にアレンジしたスケール感のある楽曲になってます。



レント - Seasons of Love ('05)


イントロで鳥肌が立ちます。楽曲だけで言えばこの中で一番好きです。
ただこの映画、僕が好んでよく見るミュージカルと毛色が違ってちょっと重い話でして。見るのに少々体力を使う映画でもあります。それでも見て良かったと思わせる素晴らしい作品です。



ウィケッド - Defying Gravity ('05)


これは映画ではなく、ブロードウェイなんですが、特別枠という事で。「オズの魔法使い」の魔女視点の話という事で、中々に面白い設定でした。可哀想な設定をつけることによって魔女に感情移入しやすいようになり、最終的に魔女もハッピーエンドな話は見てて楽しかったです。
この楽曲は人気ミュージカルドラマ「Glee」でも使われていましたね。この魔女エルファバ役のイディナ・メンゼルもGleeに出演しています。ちなみに上記のRENTにも中心人物として出演しています。



プロデューサーズ - Keep It Gay! ('05)



ゲイ(同性愛者)とゲイ(陽気)とをかけた曲。色んな誇張したゲイの方が出てきてクスっとしてしまいます。プロデューサーズは凄くコミカルで面白い映画なので、堅苦しいのが嫌いな人は是非!物凄くミュージカルしてるミュージカルなので、最近のポップなミュージカルが好きな人はちょっとつらいかも?



ハイスクール・ミュージカル - Start Of Something New ('06)


ディズニーの当たり番組ですね。この主役のザック・エフロン君の笑顔が良いですね。上記のヘアスプレーでも目立つ役どころでしたし、ミュージカル俳優なイメージが出来ましたね。しかし3まで続く作品だとは思いませんでした・・・面白いのは1だけかなあと思いまいたけど。



魔法にかけられて - So Close


「ディズニー×アラン・メンケン=最高」という公式は間違いない、と改めて感じさせてくれた作品。
ディズニーのセルフパロ満載でディズニー好きにはたまらないです。配役も良くて、ディズニーヒロインがこの世界にいたら・・・というイメージを具現化したエイミー・アダムスも素晴らしいヒロインでしたし、それを追う王子役のジェームズ・マースデン(上記のヘアスプレーの司会役)も良かったです。主人公の恋人役のイディナ・メンゼルも良かったですけど・・・歌ってくれれば尚良かったです。

まぁ何度も言いますが、エイミー・アダムスが素晴らしすぎました。これで30代ってのはズルイです。
マーメイドドレスにこの髪型ってまるでアリエルじゃないか!僕気持ち悪いですね。知ってます。
この曲を歌うJon Mclaughlinも良い感じ。彼個人の楽曲は正直パッとしないのは、この曲と比べてしまうからか・・・。それぐらい曲に彼の声がハマってます。

ディズニーの「塔の上のラプンツェル」もまた「ディズニー×アラン・メンケン」だったわけですが・・・こっちの方がアラン・メンケン節が満載ですし、面白かったかなぁと。まぁアニメと実写(少しアニメ)なので比較するのもちょっと変なんですけどね。吹き替えと字幕どっちも見ましたが、曲に関しては日本語版の方が良いです。ディズニーは結構声優や歌う人はしっかり選んでるので、こういう事がたまにあります。自分の好きなディズニーソングはどの国が好みか調べてみるのも面白いかも。YouTubeで探すと色々ありますよ。



グリー - Teenage Dream (Katy Perry Cover) ('10)


「Glee」面白いですよね。TSUTAYAでやたらプッシュしてるのを見て直ぐ借りて観たんですが、こりゃ面白い。使ってる楽曲が古いのやら新しいのやら使いながら、歌詞がその話の展開に合うように絡めてくる。ちゃんとミュージカルしてるんですよね。ストーリー自体はツッコミどころ満載のアメリカティーンドラマなんですが、個性溢れるキャラとそのミュージカル性で上手く中和されてます。
この曲は二期の曲らしいんですが、偶然見つけてハマってしまいました。コーラスワーク半端ないですね。



まとめ


ショウほど素敵な商売はないとか、ザッツ・エンターテインメントとかも入れたかったんですが、キリがない気がしたので今回は見送りました。(ザッツ・エンターテインメントに関してはMGMのアンソロジー映画なので今回の記事に入れるのはちょっと違うかな?って感じでしたし)選びに選んで今回は本当に好きな作品を載せました!
この企画記事のパート2とかやりたいですね!まだまだ素晴らしいミュージカル作品があります!
0 件のコメント:
コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...